親切と不親切、自由度と一本道

和田です。同じく飲みすぎで頭が痛い、、、
というかキャッチボール早いな、一週間毎じゃなかったっけ?(笑

経営をやっていると仕事の中心はどちらかというと
全体的なことが多いのですが、
やはり自分の深くかかわったタイトルが発表されたりすると、
ずっと言っちゃいけなかったことが言えるっていう嬉しさとか
ねぇねぇ、みんなどーなの?みたいな期待と不安が
入り混じって相当なアドレナリンが出ます。
開発はまだまだ続いていくんだけど、この軽い興奮状態のときに
できるだけいろいろ書いておきたいって言うのが今なんですね。

さて、9時間もぶっ続けで飲んでると当然色んなことを話しているんですが、
今回はその中でもゲーム作りに大きくかかわる、
怒られ話にまつわる自分のゲーム観を書いてみます。
海外のソフトについては私も思うところがあるのでまた次回にでも。

とっかかりは、自腹で『牧場物語 キミと育つ島』を
買ったスタッフから文句を言わせろという流れ。
彼女は実ははじめて『ぼくもの』を遊んだわけですが、
遊んだ方はご存知のとおり序盤はかなりのマゾ仕様になっています。
不満は色々あるんだけど、総括すると
何でも出来るのかもしれないけど、何をやっていいか分からない。
そもそも何ができるのかも分からない。
まずチュートリアルが無いのがありえないし、
事情があって入れられないのならせめて取説で
分かるようにしろ!って事でした。
そうそう、タッチペンオンリーとか舐めてんのかも言われた(笑
とはいえ、彼女は今後のため、よいものづくりのために
愛をこめて言ってくれているわけで結論としては
「ですよね、そのとおりです、がんばります。」と思っています。

ただ、ここには二つのことがあって、一つは単純にテクニックが稚拙であること。
例えば任天堂のソフトにはそういう配慮が
ほとんど完璧なレベルで施されていますが
自分たちにはなかなか出来ません。
これはもう反省して頑張って、できるようになるしかない。

もう一つは、さじ加減のこと。
極端な話だけど、親切を突き詰めていくと1から10まで
手取り足取りということになってしまい
ゲームをやらされているように感じて
面白さがなくなるんじゃないの?という話。
ちなみに、木村Pには「断じて違う!」と
ここでも怒られたわけですが(笑

私が人生で一番影響を受けているゲームは、
ありがちだけどディスクシステムの初代『ゼルダ』です。
あのゲームはホントに何も説明が無かった。
テキストとかホント少ない。
でもだからつまらないかといえば、全く逆で、もう最高に面白いわけで。
手探りでろうそくで全部の木を燃やしたりとか、
ありとあらゆる所に爆弾を仕掛けたりとか、。
アイテムを手に入れるたびに色んなことを試したりとか。
それで何かが見つかった時のあの嬉しさは、
これぞゲームでしか味わえない快感、みたいな。

ゲームは凄くシンプルに言うと、
「あるルールがあって、何かしたら何か反応がある、それが嬉しい」
って事だと思います。その先には作り手の趣味嗜好があって、
私はどちらかというと、やれることや目的が出来るだけたくさんある中で、
出来る限り全てにキチンと反応を用意して、遊び手が好き勝手に
その世界を楽しむことが出来るものを作りたい。
それを自由度だと思っているし、その思想でぼくものは生まれました。

だからホントの本音で言うとチュートリアルなんかいらないと思ってるんですね。
色々試せばいいじゃんっていうのが正直な所。
そうやって発見していく過程もゲーム性でしょ?って。
でも、同時にそれはプロの言うことじゃないなっていうことも理解しているつもりです。
同人ソフトじゃない、たくさん売れて欲しい作品を作るのであれば、
できるだけ多くの人が、作り手の意図した楽しみ方をちゃんと享受できるように
上手い具合に説明が整っていないとまずい、って事だと考えてます。

拙いバグがないってのはまあ当然として、
この『O』はとっつきやすさとかその辺でも
胸がはれるような誰でも楽しめる作品にしていきたいです。

まあプロデューサーがそのあたりしっかり分かっているので、
大丈夫だと信じてますが。
ねえ、木村さん!

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