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連携レート1:宣伝担当と連携・「作る」以外のお仕事紹介

TGS(東京ゲームショウ)前に「朝日が眩しい」書き込みをして以来の登場となります、水曜担当・アシスタントプロデューサーの矢野です。

「お仕事も連携でって、どーゆーこと?」
第1回は、そんな疑問にお答えしつつ、ちょっと制作会社の企画制作職の話をする感じで、理屈っぽくいってみようかと思います。

制作会社にとっては、ゲームを「作る」だけではなくて「売る」ことも重要です。そういう訳で、企画制作の人間は、社内では宣伝(以下PR)担当や営業担当はもちろん、外では開発会社さん(『アークライズファンタジア(以下ARF)』ではイメージエポックさん)、デバッグ会社さん、映像制作会社さん、音響制作会社さん、WEB制作会社さん、出版社さんともやり取りをしています。
直接やり取りする場合も、PR担当を通じて間接的にやり取りする場合もあります。
ここまで挙げていくと、「お仕事も連携で」というより、「連携がお仕事で」といった方が良さそうですね。

『ARF』に関しては、デバッグなんかの「ゲームそのものを作る作業」は既に終っていますが、他にもこんな作業があったりします。

・公式HPで展開する内容やWEB限定企画をPR担当と練る
・雑誌、公式HP、PV、CMに出す素材や資料についてPR担当と相談
・パッケージデザインや説明書の内容をアートワーク担当と相談
・予約特典の内容を、プロデューサー、PR担当、営業担当と選定

「…これってほとんどPRじゃね?」 そう思ったアナタ、スルドイ!!
そう、「売る」というのは「PRする」こととほぼ同義と言っても過言ではありません。
1人でも多くの人に手に取ってもらうため、このゲームの存在と面白さをうまく伝えるために、出来るだけのことはやっておきたい…とまあ欲張りなんです、企画制作の人間は。

今回は、PRが頑張ってくれたおかげで、週刊少年ジャンプで取り上げてもらったりもしています。
そんなところも、今までになく「マーベラス×イメージエポックのくせにナマイキ」なゲームではないかと。


さて、次回は「連携レート2:開発会社と連携・ARFのシステムを語ってみる」でお会いしましょう。