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第二現場:企画スタッフが語る「ワールドマップ」の裏側

「こちら現場です」第二回目は、企画チームの太田君の登場です。
彼はワールドマップとサブシナリオやNPCの会話を主に担当しつつ、京都出身のはんなりとした口調と人柄で、外部との仕事の窓口を一手に引き受けてくれるなど、八面六臂の大活躍をしてくれました。

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公式ホームページ・ブログをご覧いただきありがとうございます。
企画の太田です。

今回は、自分がプロジェクトに参加した際にはまだ、モニタに文字列が並んでいるだけだった、「ワールドマップ」について書こうと思います。

元々、アークライズファンタジアのワールドマップは、カメラ固定で作られる予定でした(画面の上が常に北で固定、というやつです)。

それが、十字ボタンやLRボタンで、360度ぐるりと世界を見渡せるような作りになったのは、勉強家なプログラマさんの「できます」というこだわりがきっかけだったように思います。

それが、ディレクターたちの「できるんだったら、やってもいいよ」という言葉に変わり、遅れてチームに参加した腕のいいデザイナさんによって文字通り『世界』が作られて、形になっていきました。

デザイナさんがびっしりと濃い緑やら極彩色の花やらを植えてくれたジャングルに、派手な姿のモンスターがわらわらと現れたときには、「おおー」と嬉しい驚きの声をあげてしまったことを覚えています。

もちろん、カメラはぐるぐると回転していました。

しばらく前までは、黒画面に文字が並んでいるだけだったのに……

時間が経つのはいつも早くて、いつも足りなくなって、それでも、たくさんのものがこつこつと積みあげられて完成したアークライズファンタジアの世界です。

最初は迷ってしまうかも知れませんが、ぜひぜひ隅々までお楽しみください。

あてどなくさまよっているうちに……崖をちらっと見ただけで、自分が世界のどこにいるのかわかるようになってしまいますよ、きっと!
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太田君、ありがとうございました。
次回は引き続き太田君に、音声収録の裏側について語ってもらいます。