Archives

流々通信4号

アドベンチャーゲームが最近増えつつあります。
PCをはじめ、アドベンチャーゲームがなかったわけでは
ありません。いろいろなタイプやジャンルのアドベンチャーゲームが
最近増えてきていると思うのです。
アドベンチャーは“物語”をゲームにおとすわけですから、
選択肢を選ぶことが、作業なのか、ゲームなのかが、
ポイントです。そこに関して、様々なアプローチで色々な工夫をしてきているのだと
思います。
キーワードは想像力だと思います。物語にはせる思い、自分だけの物語、選択肢だけでは浮かび上がらないものを、どのように想像させるかが、ただの“物語”を“自分の物語”に変えていくのだと思います。
この「ルクス・ペイン」ではΣシステムと呼ばれる、個々人の心象を探り出す特徴ある
システムがあります。
これが、語られない言葉を雄弁に語ってきます。
上田ディレクターの凄いところだと思います。
この企画に命を吹き込む、見えざる物語。
そこにこそ、ゲームの面白さがあるのだと思います。

エグゼクティブプロデューサー 水谷