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シャトナーさんの愛

こんにちわ、ヨシPです。。。


さてさて、リアルタイムで日常もさらけ出してしまう『メモ・リアル』ですが、
今回、みなさんにお見せしていないのが、
途中の稽古の様子・・・。

当初は、この辺の様子も映像配信したいと思っていましたが、
思った以上に過酷になったため、
お見せしたら、みなさんが心配するだろうと、
急遽取りやめました。
それは、最初のシャトナーさんとの映像をご覧になったら
予想していただけますよね(笑)。


今回、急遽シャトナーさんに演出として入っていただいたのは
結構悩みました。
噂では、厳しい方だと聞いていたし、
この企画は、全てをお客さんに楽しんでもらう企画・・・
でも、本当に成長するのも企画の主旨・・・。

これはプロデューサーとして、作品を左右する
岐路に立たされたわけです。
悩み・・・悩み・・・悩んで・・・
決めました。 シャトナーさんにお願いしようと。

いきなり結論を言うと、この決断は大成功でした。

みなさんにお見せしていない稽古は
確かに痺れるものが多かったです。

・全く表現できないキャストたち

・檄を飛ばすシャトナーさん

・キャストとともに凍り付いてしまう稽古場

・理論的に”演劇とは””芝居とは””役者とは”を
 説明するシャトナーさん

・真剣にキャストが聞き入ること小一時間

など、ドキュメンタリーとしては、最高の瞬間ばかり。
でも『メモ・リアル』としては、ちと重いかな・・・。


でもね、シャトナーさんにお願いしてよかったのは、
その厳しさは全てキャストへの愛そのものだからなんです。

シャトナーさんの言葉に応えることができたキャストたちに
シャトナーさんは全く同じ目線になって芝居を付けてくれるんです。

まるで友達同士が遊んで、この方が面白い、じゃあこっちはこれが面白いと
どんどん盛り上がっていくかのように、
キャストがネタを出せば、シャトナーさんがじゃあこれは!とかぶせ、
更に、キャストがそれをひねってくる・・・と、
まさに男子たちの遊び場そのもの。
見ている僕らが、ちょっと羨ましく、妬ましい気持ちにもなるくらいです。

それも、シャトナーさんの愛そのものだからだと思うんです。

演者と演出の、これほど素晴らしい関係を僕は見た事がないです。

あえて言えば、キャストたちは良くその要求に応えたなと思います。
自分の全てをさらけ出してしまわなければいけない芝居。
格好付けられるかどうかなんて、そんなの考える間もないし
考えてちゃいけない。。。
もう、どんどん自分が壊れていきます。
でも、その先に新しい自分や、何かを伝えようとしている自分がいるんです。
そのことに、まっすー、ナオと順々に気づいていく。

その変貌ぶりは、まさに『メモ・リアル』の真髄だった気がします。
すいません・・・その瞬間を皆さんにお見せできなくて。
そういう意味ではプロデューサー失格ですね。


こうしてシャトナーさんの愛を持って生まれ変わっていくキャストたち。
その結果として、千秋楽のサプライズへと繋がっていくわけですが・・・
それはまた、別のお話。。。

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