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西村ミツアキくんを振り返って・・・

こんにちは、ヨシPです。

3月からいろいろあり、ブログも滞っておりました。
本当に申し訳ありません。

ここでもう一度振り返りながら、ブログを再開してみたいと思います。

すでにDVDも発売され、彼らが歩んできたリアルな日々は、
皆さんもご覧になっていただいているかと思いますので、
僕やキャビィが現場で感じたことを中心に書いていければと思います。
お時間のある方はお付き合いください。


さて、企画会議によってチャレンジする内容も決まった
サトちゃん、まっすー、ミツ、もっくんの4人は、いよいよストンプなどにチャレンジしたわけです。

4人とも元々音楽が好きだったことと、新しいことにチャレンジすることへは
すごく前向きでしたが、そこはメモ・リアル!
ただ好きなことをやって楽しむだけのわちゃわちゃ企画ではありません。
みんなそれぞれに課題はありました。

ミツは、みなさんご存知の通り“リズム”が苦手。
全員演目のストンプは4人が合わせないとリズムにならない。
お互いを信頼しあい助け合う気持ちと、自分の努力が要求されるわけです。

先生も容赦なしに複雑なリズムを入れてきて、もっくんやまっすーでも最初は
悩むほど。 初日が終わった時には、ミツの顔は緊張で張り詰めていました。

それに加えてカホンという、シンプルな楽器だけに、自分の力量だけが勝負の楽器を
決めてしまったわけで。やり始めたときは本当に、カホンを触ることさえ躊躇していたように感じました。
聞いた話では、しばらくは部屋の片隅にカホンは置いたままになっていたそうです。
(もちろん、忙しかったことと、家ではなかなか音を出せないということもあってですが)

正直、僕やキャビィも不安になっていました。
「最終的に本当にたたけるようになるんだろうか???」と。
もうひとつ不安な要素は、ミツは“最後まで苦手な事は、最後までやり遂げることが少なかった”と
自分で言っていたこと。
今回も、もしかして途中で投げ出してしまうんじゃないか・・・。
このままじゃいけないと思ったとき、ミツから「練習したいです。付き合ってくれませんか」と連絡がきました。

久しぶりにカホンを持ってスタジオに入ったとき、僕とキャビィは驚きました。
前に先生に習ったことが全てできるようになっているんです!

カホンはなかなか叩く時間がないけど、手が空いたら、自分のひざをカホン代わりに
毎日叩いていたんです。
これまで苦手なことや、自分に合わないと思ったことから逃げていたミツが、
今回は、苦手なリズムをやり遂げていたんです!

もう、僕らから教えることはなく、すぐに先生に次のステップへ進んでもらうよう話しました。
実際にステージで使用する曲に合わせた練習です。

新しいリズムに最初は苦労はしていました。
でも、顔には楽しもうとする一生懸命な表情しかありませんでした。
本番に向けて、ミツは自分からもアイデアを出してきました。

”シンバルをつけたい!”

カホンだけでもリズムを取るのが難しいのに、シンバルまで!
確かに派手になって格好いいけど、リズムが狂いやすい・・・。

でもミツの中にはイメージがしっかりとできていたようで、
あっという間に自分のものにしました。

それからは、舞台本番で観てもらったように、パフォーマンスにも磨きがかかって、
みなさんにお見せすることができました。

本番直前では手のほかに足も入れるなどの技も繰り出して、まさにメモ・リアルな成長を遂げました。

大阪での最後の公演まで、お客さんが楽しんでくれるように、
楽屋でいろんなアイデアを考えていたのが印象的でした(笑)。