南一樹(イッキ)は東雲東中学校の2年生。 
                  東中(ひがちゅう)ガンズのベビーフェイスとして暴風族(ストームライダー)スカルセイダースとケンカをするが、A・T(エア・トレック)を装着した頭(ヘッド)の間垣に敗北してしまう。 
                  落ち込んだイッキを励まそうと、野山野家三女のリンゴは街中でイッキの姿を見つけるが、その遥か頭上を滑空していく謎の少女・シムカを見て驚く。 
                  いつも同じ場所でA・Tの練習をしているシムカにイッキは興味をそそられていたのだ。 
                  ある夜、イッキは同居する四姉妹の入浴中に、禁断の小部屋を覗き見る。 
                  そこは、A・Tシューズのほか様々なパーツが整然と並んでいる四姉妹の秘密の場所だった。そして、イッキは暴風族『眠りの森』のエンブレムの存在を知る。 
                  恐る恐るA・Tを装着して街に出たイッキは、フェンスを滑走し始めた。 
                  イッキにとって『エア・ギア』の世界に入るはじめての体験だった。 
                  テクニックもおぼつかないまま高架橋にやっとたどり着いたイッキは、不思議な老人からストームライダーの集会のことを聞く。 
                  集会場に紛れ込んだイッキはスカルセイダースの間垣と再会するのだった。 |