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株式会社ソフマップ/GIGA STOREなんば店ザウルス1/西日本AMZリーダー/北岡 功さん

第1作目「ルナ ザ・シルバースター」をはじめに、その後もシリーズとして発売された「ルナ」シリーズとの初めの出会いは?その時の本シリーズへの印象は?

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当時というと僕は確か大学生くらいだったと思うんですが、とにかくメガドライブが大好きだったんですよ。スーパーファミコンは持っていなくてファミコンも買わずにマスターシステムを買っていたくらいセガさんのハードが好きで、メガドライブだと3〜4本持っていないだけで殆どのソフトを持っていたくらいでした。ただ、好きだったからこそ言えるんですけど、本当に遊べるソフトっていうのは正直多くなかったんですね。バタくさいタイトルも多かったですし。(笑)

そんな中、MEGA-CDと「ルナ ザ・シルバースター」は発売された訳なんですけど、PCエンジンの某大作RPGみたいに魅力的なキャラクターが喋ったり、綺麗なアニメーションが流れるRPGが出たという事でメガドライブファンとしては救われたイメージがありましたね。(笑)

その頃はスーパーファミコンが全盛で、次世代機も見えてきたりしていた時代背景の中では結構なヒット作だったと思いますよ。

と言いつつも、僕は遊べていないものも含めて当時300本くらいカートリッジのゲームがあったんで、実際に本シリーズを手にしたのは2作目の「ルナ エターナルブルー」発売時で、「ルナ ザ・シルバースター」と一緒に購入した覚えがあります。

実際に遊んでみても戦闘シーンとかがよく出来ていて、キャラクターが喋るとかアニメがあるとかいった以外でも作り手のこだわりが感じられた作品だったなと思いますね。

その後、プレイステーションが出た翌年くらいから僕も販売する側の立場になって、プレイステーション版の「ルナ」シリーズを再び見ることになったんですが、「ルナ エターナルブルー」は当時非常に人気があった感があります。

勿論、「ルナ ザ・シルバースター」も人気があったんですが、僕らの感覚からすると「ルナ エターナルブルー」の方がロングランで売れた印象が強いですね。

それまでセガのハードでしか遊べないといった印象がある「ルナ」シリーズがプレイステーションで出たという事で、スーパーファミコンとプレイステーションしか持っていないユーザーの目を引いたんじゃないかと。

プレイステーションはムービー表示も綺麗だったんで、メガドライブ版やセガサターン版を買った人の中には、更にプレイステーション版も買ったファンも多いんじゃないかと思っています。

ウチは専門店なのでゲーム好きの方が多くご来店しますから、実際に2本買いしたお客様も多かったですね。


今回、ルナシリーズ最新作「ルナ -ジェネシス-」がいよいよ発売される訳ですが、最初にそれを聞いた時の印象はいかがでした?

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意外といえば意外でしたね。何よりニンテンドーDSで発売される事に興味がありました。

別の携帯ゲーム機という流れもあったと思うのですが、ボタンを選択してゲームを進めるといった画一化された作りが多いなか、入力デバイスが他とは異なるニンテンドーDSを選んだという事で、開発の方はタッチペンで遊ぶ・2画面で表示するということに魅力を感じたからなのではないかと思っています。

また容量などの関係からか、イベントシーンがムービーでなく一枚絵という点で印象が替わってしまう部分はありますが、新しいインターフェースを持つ携帯機で「ルナ」シリーズ最新作が出来るという事には素直に歓迎したいと思いますね。


実際に発売前のサンプルをプレイしていただきましたが、ファーストインプレッションをお聞かせ下さい。

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画面が綺麗ですね。ニンテンドーDSは十字キーのストロークが浅めなので、操作にストレスが溜まりがちなのですが、そういった意味ではタッチペンでプレイも出来るし、動きも滑らかで遊びやすいですし。

また、ディスクじゃないんで、読み込みが早いっていうのも評価できると思います。ディスクになってくるとどうしても読み込み速度の部分でストレスが溜まりやすいんで、RPGというジャンルでメディアがROMのゲーム機を選んでいるのは優位性があると思います。

最近過去の他機種作品を携帯ゲーム機用に移植したものも出ていますが、購入されるお客様に事前に断っておかなきゃならないくらい読み込み時間が長いんですよ。ゲーム自体はすごく面白いものなのに。

携帯ゲーム機って、皆時間が無いから移動中とかでも携帯して遊べるものなのに、そういうところで時間が掛かっていたら意味が無い気もしますよね。

あと言わせてもらうとしたら、敵キャラのデザインががちょっと可愛くないかも。(笑)

携帯ゲーム機だとどうしても据え置き機と異なっていて、解像度や色のパレット数とかに限度があるじゃないですか。

そのため、昔のドット絵の技術が現在発達しているんですが、そういった意味ではフォントやデザインなどをもう少し今風にしても良かったかなと。逆に過去のシリーズらしさというか、懐かしさは感じられるんですけどね。

まあ、どちらにしても販売する側としては、10数年経って発売される新作という見方でもそうですし、今後リリースされるであろうニンテンドーDS用のRPGを評価する時にも、名前が挙げられる作品になる事は間違いないでしょうね。


貴店のセールスポイントなどお聞かせ下さい。

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当店はやはり関西一のゲーム専門店という所が大きいですね。何より、デモ機の数は60台ほど設置していますので、そういった点ではゲームの専門店として日本一といっても間違いないのではないでしょうか。テレビ専門店とかだったら勿論モニターをもっとを設置している所もあるでしょうけど。

その台数のモニターを使ってゲームの最新映像などを他より早いタイミングでご紹介し、メーカーさんからご提供いただいたPOPなどもあわせて掲出させてもらっているところは、他にはない最大の売りだと思っています。

それと、全体でいえばソフマップグループ全体のシェアを活かした品揃えであるところとか、商品の展開力、3ヶ月先のタイトルまで特典をつけて予約が出来るシステムなどもありますね。

また、働いているスタッフも量販店とは異なり、例えば「ルナ ザ・シルバースター」のジャケットはどんなのだったか?と言われても答えられるような検索能力が高い人で無いと勤まらないと思うんですね。お客様からこんなCMだったとか、こんな表紙のソフトを探していると聞かれても答えられるように。そういったスタッフを揃えることで「やっぱりソフマップ」と言ってもらえると思っています。

それとお客様の層としては、なんばエリアから流れてくるお客様もいらっしゃるのですが、日本橋や秋葉原と較べればライトな方が多く、カップルでお越しいただいたり、繁忙期は親子連れでご来店されるなど結構客層は幅広いですね。大体、6割がマニア層で、残り3割がライト層くらいじゃないかと。

ちなみにですね、ここまで言っておいて何なんですけど、僕は9月8日にオープンする予定の京都河原町店の方へ行く事になってるんですよ。(笑)

そちらは立地的に客層がここと異なり、朝・昼・夜で全く客層も変わるほど幅広いお客様がいらっしゃる事が予想されるので、1階にはMP3プレイヤーとかデジタル関連商品とかを中心に展開していこうと思っています。勿論ゲーム専門店としても京都一を目指しますけどね。

モチはモチ屋という言葉もありますし、ゲームを探しているならゲーム専門店と言う事で、ゲームを楽しみたいなら是非当店及び京都の新店舗にもお越し下さい。



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キャラクター監修&イラストレーション:窪岡俊之 ・ニンテンドーDSは任天堂の商標です。
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