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株式会社コムロード/シータショップ 溝ノ口店/店長 内海 卓也さん

第1作目「ルナ ザ・シルバースター」をはじめに、その後もシリーズとして発売された「ルナ」シリーズとの初めの出会いは?その時の本シリーズへの印象は?

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ルナシリーズはもう全部知ってますよ。MEGA-CD版の頃は多分、松戸店に居た頃になりますか。ちょうど妻と出会った頃だったんで良く覚えています。(笑) まあ、ルナが知り合う切っ掛けだったら話もきれいにまとまるんですけどね。(爆笑)

もともと当グループはビデオレンタル店だったんですよ。最初は19年位前になるかな、松戸店で僕はバイトとして入りまして、片隅でゲームコーナーを始めたんですけど、ファミコンブームもあってどんどん大きくなり、後にビデオに代わってゲーム専門店という業態をとる様になったんです。その頃にルナシリーズとは出会いました。

その頃というと、メガドライブもそうですが、MEGA-CDはさらにマニアックなゲーム機という位置付けにあったんですよ。そういったゲーム機でありながら、ライト層好みのアクションゲームが代表作となっていたりして、ソフトとハードの立ち位置が微妙に噛み合っていなかった様な感じがあったんですね。そんな中、コアなゲームファンやキャラクターゲーム好きの人にも受けるRPGとして「ルナ ザ・シルバースター」が登場し、MEGA-CDユーザーとうまくリンクしたっていう印象があります。

それと今思い出したんですが、最初の「ルナ ザ・シルバースター」は我々もタイトルについてよく知らなかったし、人気も未知数だったんで、正直言うとあまり発注していなかったんです。そして、いざ発売日を迎えたら即日完売になり、その後もかなり品薄が続いたんですよ。で、「ルナ エターナルブルー」の時もやっぱり信じられなくて(笑)、在庫が足りずに同じ状況になってしまったと。とにかく当時の人気は絶大で、非常に安定したタイトルでしたね。


今回、ルナシリーズ最新作「ルナ -ジェネシス-」がいよいよ発売される訳ですが、最初にそれを聞いた時の印象はいかがでした?

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やっぱりびっくりしましたね。最初はまた移植版だと思っていたんですよ。ゲーム誌で初めて見たのかな、記事があったんでよく読んでみたら完全新作と書いていたんで、うおーっ!と思いました。もう驚愕。もちろん、嬉しい驚きでね。(笑)

それと、確か5〜6年前だからPlayStation版になるのかな、厚木店にいた時にゲームアーツさんの作品の関連グッズを置いていたんです。ゲームアーツさんのホームページと、メッセサンオーさん、それとウチだけで購入できるっていう。いろんなグッズがありまして、テレホンカードだけでもかなりのパターンがあったりするくらいで。しかもそれがかなり人気が高くて、結構売れていたんですよ。本当に根強いファンがいるタイトルである事を間近で感じたし、新作が出る時までコーナーは続けていきたいなと思っていたんです。残念ながら僕が場所をここに移るタイミングで止めてしまったのですが、グッズコーナーではないけれども、今ここでようやく夢が叶ったって感じです。(笑)そういう販売する側という意味でも、ルナというのは他のタイトルと異なる思い入れが僕の中にはありますね。

また、個人的には据え置き型のゲーム機で出して欲しかったという所はあります。もちろんニンテンドーDSでRPGを出す事で、ユーザー層が広がるのは非常に良いんですけど、元々携帯ゲーム機から始まったシリーズではないんだし、やっぱり大きな画面でも見てみたいじゃないですか。是非次回はそれも検討してもらえるといいですね。


実際に発売前のサンプルをプレイしていただきましたが、ファーストインプレッションをお聞かせ下さい。

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最初ゲームが始まらないと思ったら、つい上の画面をつついてましたよ。(笑)

それは置いておいて、印象としては「グランディアII」にあった様な小技が要所で利いていて良いですね。「グランディアII」の時も小技がとにかく沢山盛り込まれていて、それに通じるところが本作にはあるんじゃないでしょうか。単に作りましたというだけではなく、いろいろ考えて作られているなと感じられましたね。マイク機能は少し冗長な感じはしますが、RPGとしては合格点があげられますね。ずばり80点というところですか。(笑)


貴店のセールスポイントなどお聞かせ下さい。

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当店ではですね、元々の考え方としてマニア向けのゲームショップにはしたくないと思っているんですよ。前のお店では、月に2本も3本もゲームを買ってくれる人を中心に情報を発信していったり、色んな特典物を付けたりしていたんですが、ここではそれでは駄目だなと。

良い意味で、CD屋さんや本屋さんとかと同じレベルのゲーム屋さんにしたいと思っているんです。一般のお客様が誰でも気軽に入れて、暇潰しに30分でも1時間でも並んだパッケージを見ていられたり、買わなくてもついつい寄ってしまう感じのシンプルなお店として。

勿論マニア層も邪険にしている訳ではないんですが、ゲームという一つの文化を老若男女に認知してもらえる場所になるのが理想ですね。例えば電車の中で、音楽を聴いたり本を読んだりとかっていうのは普通に出来る事なのに、ゲームをするというのはちょっと勇気がいるじゃないですか。そういうところを払拭出来る様なお手伝いがメーカーさんと一緒に出来ればなと。

今よくゲーム離れとか良く言われていますけど、ゲームを愛し続ける一人としてこれからも応援していきたいと思っています。同じ気持ちをお持ちの人のご来店を是非お待ちしています!



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キャラクター監修&イラストレーション:窪岡俊之 ・ニンテンドーDSは任天堂の商標です。
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