DS『魔人探偵脳噛ネウロ』声優インタビュー  
     
  脳噛ネウロ役 子安武人さん  
     
  —演じて頂いたキャラはどんなキャラですか?
「ネウロ」は魔人です、人間ではありません!
そして食べることに一生懸命なかわいい奴です(笑)
「ネウロ」が頑張っているのは常にお腹いっぱいご飯を喰べたいからなんですよ。
かわいいじゃないですか、ものすごく(笑)とってもかわいい奴だと思います。


—演じてみて
自信家で、常に大上段に構えている奴なのでいいですね。
何がそんなにえらいのかわかりませんが、自信家でいろんなものを見下している…そこがいいです。
僕もそうありたい。常に自分が優位な立場に居て下であがいている姿を見てふふんと笑っている、実際出来るか出来ないかは置いておいてそんな立場にありたいですね(笑)弱みを見せたくないというか…
ネウロってそんな感じじゃないですか。実は結構弱みもあるけどそこは棚に上げてえらそうにしている。
そんなところも含めて、奴はどうあがいてもかわいいとしか思えないですね(笑)
脳噛ネウロ役 子安武人さん
撮影/石川信介(SHERPA,INC.)
 
 

—逆に違う点は?

僕は食べなくていいなら食べたくないです。”食べる行為がめんどくさい”です。
みんなでわいわい食べる時はまだいいんですが1人で食べる時は究極につらいです。
食べ物と一対一になって凄く真剣に見つめて食べるじゃないですか。悲しくなりますね。
なんでこんなにムキになって一生懸命…エネルギー補給なのでしょうがないのですが嫌です。
「なんでそんなに見つめるんだ!」って(笑)食べるものを真剣に見つめて食べることが耐えられない、意味が分からないです。おいしいのは好きですしおいしいと思いますが、みんなで食べたいです。
おいしいとい言っているリアクションを見るのが好きですね。
自分が「おいしい」と思っていることにはあまり意味が無い、自分の気持ちはなんてことないんです。
「おいしい」って人が言ってるのを聞いて初めて「おいしいんだ、よかった」という気持ちが生まれますね。


—ご自分にとって『ネウロ』とはどんな作品ですか?
世界やキャラクターについて魅力に感じている部分を教えてください。

”子安武人”というパーソナルな部分でシンクロ率が著しく高い役ですね。
出会ったことは凄く大きなことでしたね。こういうマンガがあってこういう役があって…
それを僕がやるかやらないかがすごく大きなことなんです。
いろんな理由があって僕がやることになったと思うんですけど、すごく感謝しています。
とてもステキな役だと思います。
暴言に近いような外道セリフを言っても許される、そんな主人公なんて今後いないんじゃないかな?
「豚!」とかヒロインに向かって言っても成立する、そしてそんなセリフを言われてみたい!
そんなキャラクターなんて、歴史的に見てもめったにいない。そんなキャラクターをやらせてもらえたっていうのはとても貴重な体験になったと思います。
カテゴリーを作る時に「ネウロ」というジャンルでしかあてはまらないというか…
ダークヒーローというカテゴリーにとりあえず細分化して置いてみても彼は決してヒーローでは
ないですし(笑)そんなところがとてもいいキャラクターだと思います。


—お気に入り・オススメのシーンを教えて下さい
X(サイ)とクレーンの上で戦うシーンが好きですね。とてもかっこよかったです。
意外にアクションシーンはあまりない作品なのですが、たまにあるアクションシーンがとてもかっこよくて気に入ってますね。あと単純にビルの壁に垂直に立っていたり天井にさかさまにぶら下がったりしている時の”ネウロ天地”の時のスタイルも異常にかっこいいですね。
普通のキャラクターがやっていると気持ち悪いんですけど、ネウロだとなんであんなにかっこいいんだろう?って。
普通に立ったり歩いているのが逆にかっこ悪いと思ってしまうくらいですね。
なかなか特異なことだと思います。そういうシーンが出てくるとゾクッとしますね。
おお〜かっこいい!って。


—印象に残っているセリフを教えてください。
「ごちそうさま」ですね。
「いただきます」は凶悪、極Sが入っていて、「ごちそうさま」はちょっとエロく言おうと決めてました(笑)
その組み合わせが結構好きでした。今回久しぶりにゲームで「ごちそうさま」を演じましたね。
舌なめずりをしながらエロく「ごちそうさま」って言うネウロ、これ いいんじゃない?と思いながら演じていました。


—演じる上で気をつけた点などはありますか?

「欲求」みたいなものを忠実に出していきたいと思っていました。
あとは、ともすると非常に怖くなる作品なんですがセクシーさを出したい、ネウロのやっていることは怖くておっかないんですがその中で儚さ、美しさ、妖艶さが成分としてパステルのようにほんのりと混ざっていた方がいいのではないかと思いながら演じていましたね。


—『ネウロ』ゲーム化ついて一言お願いします。

まさかゲームになるとは思っていなかったんで本当に驚きました。
意外にボイスの収録が多くて結構しゃべりまくるゲームになっていると思いました。
ゲーム内容も普通におもしろそうで(笑)実際に買ってやってみたくなるような感じがします。
ネウロのドSっぷりがミニゲームで体験出来たりしていいなと思います。


—予約特典『ドS炸裂!ネウロ サディスティックボイスCD』について
まぁ、よくそんなことを考えましたね(笑)
欲しいと思えるような、かゆいところに手が届くような特典なんで、いいとこついていているなと思いました。いい企画だと思います!


—ゲーム発売を待つユーザーのみなさんに一言お願いします。
楽しく収録することが出来ましたので出来も間違いなくおもしろいものになっていると思います。
原作ファン、アニメファン、そして日常生活の中で何か物足りないと少しでも感じている方はその物足りなさを補填できる何かがこのゲームにはあると思うので、ぜひプレイしていただければと思います。