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夜想曲 完結編 あらすじ

台風が急に進路を変えたため、パートナーが家に帰れなくなってしまった。
仕方がないので書庫の整理をし始める二人。
しばらくすると、パートナーから電話が通じなくなっていることを聞かされる。
外は大嵐。暴風雨で電話線が切れてしまったのかもしれない…と、再び書庫の整理に取り掛かる。

パートナーが本の山の中から、一枚のレコードを発見する。
書庫に置いてあった蓄音機にかけてみても雑音しか聞こえてこない。
ふと、蓄音機が逆回転していることに気づき、スイッチを切り替えると美しい
ノクターンが書庫内に流れ、次いで何かが開く物音がする。

物音は書庫の、ちょうど蓄音機の置いてある位置の反対側から聞こえてきた。
行ってみると、書架が地面に埋まり、壁にぽっかりと人が通れるほどの穴が開いている。

恐る恐る中に入ってみると主人公は驚愕のシーンを目の当たりにする。
散乱する人骨…、しかも、それは、ひと目でひとりの人骨ではないと見てとれる。

警察を呼ぼうにも電話は通じない。
そして、まるで図ったように灯りが消え、二人は闇の中に閉じ込められる。

懐中電灯を奪われ、ブレーカーも何者か破壊される。
暗闇の中、まるで薄皮を剥ぐように主人公の理性も奪われ、破壊されてゆく。