──収録を終わられての感想をお願いします。

僕が演じたキャラクターは芸術肌だったので、エキセントリックで、主人公に距離をとられてしまうタイプなのかなと思っていました。

でも実際は落ち着いていて、そんなに感情表現をしないキャラクターでした。その感情表現を抑えている部分が今まで僕が演じてきたキャラクターよりも難しかったという印象を受けましたね。

──演じているキャラクターの印象はいかがですか？

真人なりに窮屈な部分がありながらも、思っていることを通しちゃうところがうらやましいですね。自分の意見に対する他人の反発や評価って普通は気にしてしまうと思うんですけど、それを考えないで表現できる部分がすごいと思います。

『恋愛に興味がない』と公言している分、恋愛においては控えめで、それが物語の中では現実的な恋愛を思わせますね。

恋愛以外のところは明確な表現を使うのに、恋愛においては感情表現しないので、演じているとそのギャップに難しさを感じましたね。

──キャラクターとの共通点や相違点はありますか？

共通点はとくにないように思いますね。

自分の世界観が明確にあってそれがしっかり見えているところがうらやましいです。

僕はいろんなことに不安を感じてしまうタイプなのですが、真人の場合、不安とかにさえぎられることなく、自分の世界観を思いきって表現できる部分がいいですね。

──ストーリーの中でお気に入りの場面があったら教えてください。

噴水に飛び込む登場シーンのインパクトがとても強かったですね。最初はおかしいなと思ってたんですが、演じてみたら意外にキャラクターとしてまとまっていました。

その登場シーンがお気に入りです。

──オレンジハニーのストーリーの中で、もし学生時代にもどったら、体験したいシーンがありましたら教えてください。

絵を描くことは僕自身、興味はないんですけど、衝撃的な絵が描けることを体験できるのなら、美術部にはいって、絵を描いてみたいですね。

──ユーザーの方々に一言お願いします

僕が演じる真人は、感情的な表現がちょっと特殊なキャラクターです。

そんな真人をぜひゲームを通して体験してほしいと思います。見た目から受ける印象ほど、やさしい人ではないので、そのギャップを楽しんでいただけたらと、思います。