クローズアップ
■不二周助役 相葉弘樹

——前回のライブの感想からお願いします。


卒業するメンバーを送る立場で、すごく悲しくて涙が止まらなかったですね。
稽古中は全然実感がなかったんですけど、いざ本番になったら「俺、一人になっちゃうんだ」って…。でも山吹公演からみんなとずっと一緒にやってきて、すごく良い思い出ができました。良い青春がおくれたなって思いますね。ホント、楽しかったです。

——タスキと寄せ書きをもらった時はどうでしたか?

まったく知らなかったので、まさにサプライズですよね(笑)。声を出して泣いちゃいました。悲しくて寂しくて…不安とか、なんとも言い表せないいろいろな感情が込み上げてきて涙が出てきました。あんな大勢の人の前で泣いたのは初めてですね。
『油断せずに行こう』の歌詞がこの日の心境にシンクロしちゃって…。「新しいスタートだ」ってところでグッと体が熱くなったのを覚えてます。

——新青学(せいがく)メンバーの印象を教えてください。

通くん(桜田通)は、ダンスもやっているし、なんでもできそうな感じがしました。ホントにまだ中学生だなぁって感じでかわいいですよね。
瀬戸君も、アダーチンとはまた違うタイプの菊丸ですね。今回ペアなので早く仲良くなりたいんだけど、人見知りみたいで、なかなかしゃべってくれない(笑)。
渡部くんは、すごい面白くて癒し系の人で、このタカさんに「守られたい」というかんじ(笑)。青学(せいがく)最年長なので、頼りにしたい人ですね。
きっと、みんながチームのことを考えてくれる、良いチームになるんじゃないかなと期待しています。

——相葉くん自身はこの新しいチームをどうように作っていきたいと思ってますか?

通と話した時も、チームワークの大切さを確認し合いましたね。彼は不安もあるようだけど、ちゃんと座長の自覚を持っていると思う。だからがんばってくれると思うし、その中で僕を頼ってくれるとうれしいですね。僕もわからないことは聞くし、お互い助け合えるチームになったらいいなと思いますね。そのために稽古場以外のコミュニケーションも積極的に僕からとっていこうと思います。

——現在、初CD『ベストアクターズシリーズ003 相葉弘樹 as 不二周助』のレコーディング中とのことですが…

嬉しいですねぇ。もともと憧れではありましたけど、まさか本当に不二としてCDを出すことになるとは。とにかく、やったぁ!って気分です。

——レコーディングはいかがですか?

初レコーディングで、わからないことばかりでオロオロしました(笑)。でも楽しいですね。ブースを見渡したり、ミキシングの器械を見て「かっこいいな俺、ミュージシャンじゃん!」みたいな(笑)。
僕も気持ち良く歌えたので、結構良い感じに仕上がっているんじゃないでしょうか。

——夏公演に向けての意気込みを聞かせてください。

今回、名古屋公演がありますね。名古屋は何度も行っていて、手羽先や味噌煮込みうどんとかおいしい食べ物もいっぱいあるし、そういう意味でも楽しみですね(笑)。
32公演と長丁場なので体調管理もしっかりしようと思います。
あと氷帝チーム以外は新メンバーなので、まずはみんなが仲良くなることと、先輩として成長した相葉を見せられるようにがんばりたいですね。

——最後にHPをご覧の皆様にメッセージを。

ついに青学(せいがく)も3代目になりました。僕は1年半以上不二周助を演じてきたので、強気でみんなを引っ張っていけたらいいなと思います。
きっと良い作品になります。期待してください。菊丸と不二の試合も見所だと思うので、それも楽しみしてもらえたらうれしいです。
みんな、観に来てね!


■菊丸英二役 瀬戸康史

——まず、自己紹介からお願いします。


えっと、僕は瀬戸康史と言います。趣味はスポーツです。現在のマイブームはストリート系のファッションで、同じ事務所の先輩の、遠藤(雄弥)さんの影響ですね。

——テニミュの先輩として遠藤くんから何かアドバイスはありましたか?

菊丸になった自分の写真を見せたら、「いいじゃん、似てるよ!」って言ってくれたので、この言葉を糧にがんばろうと。

——アクロバットはできそうですか?

タカさん役の渡部さんが体操をやっているらしく「教えてやるよ」って言ってくれたので、ちょっと鍛えてもらおうかなと思っています。

——芝居・歌・ダンスの中で得意なものは?

お芝居ですね、やっぱり。もともとお芝居が好きで、今の事務所に入ったので…。

——この役が決まった時は、どんな心境でしたか?

嬉しかったですね。すぐ両親に連絡して、すごく喜んでくれたんですけど、近所に言って回る癖があって(笑)いろんな所から電話がかかってきて、大変でした。でも、嬉しかったですけど(笑)。

——今までテニプリの原作やアニメは見たことがありましたか?

もともとあまりまんがを読まない方なので、ジャンプでたまに見たり、アニメをチラッと見たことがあったくらい。だから内容はあまり知らなかったんです。でも、もちろん今は読んでます。ホント面白いですよね。

——好きなキャラクターはいますか?

僕、菊丸好きですよ!自分がその役になったからかもしれないですけど…(笑)。愛着が湧くというか、かわいいですよね。

——テニミュを観たことはありますか?

『氷帝公演』を観ました。みんな、よくあんなことができるなぁ、すごいなと思いましたね。だから僕もがんばらなきゃなって思いました。
とにかく、歴代の先輩に負けないようにがんばりたいです。

——テニミュの曲はどうでしたか?

『Do Your Best!』が好きですね。カラオケでも歌ってますよ。遠藤さんとカラオケ行ったらまずは『Do Your Best!』。遠藤さんもノリノリで歌ってます(笑)。

——瀬戸くんと菊丸との間に、共通点はありますか?

僕、今は緊張してこんな感じですけど、普段は活発なので…そういうところですかね。こういう場だと緊張しちゃうんですよ。人の目もあんまり見れないくらい。でも地元の友達とかと一緒だとハッチャケますよ。こんなんじゃないです(笑)。

——菊丸は特徴的な台詞が多いですが、好きな台詞は?

「残念無念、また来週!」ですね。一番言ってみたい台詞ですよ。

——菊丸を演じる上でどんな役作りを考えていますか?

アクロバットが一番重要だと思うので、アクロバットを中心にがんばりたいです。

——青学(せいがく)メンバーの印象は?


大石役の滝口くんは、ちょっと変な人なんですけど(笑)、話を聞いていて、頼れる人だなぁって思いましたね。
あと、タカさん(渡部くん)は面白かったですね。話もうまいし優しくて、タカさんらしいなぁと。体操の練習に誘ってくれたのも嬉しかったです。
チームワークが大事だと思うんですが、他のみんなともうまくやっていけそうな気がしましたね。

——夏公演に向けての意気込みを聞かせてください。


お客様を裏切らないように、認めてもらえるような菊丸を作っていきたいです。

——最後にHPをご覧の皆様にメッセージを。


一生懸命稽古をしてがんばりますので、僕のアクロバットに注目してください!


■乾貞治役 中山麻生

——まず、自己紹介からお願いします。


乾貞治役の中山麻生です。17歳、高校3年生です。性格は“真面目”。でも、場の雰囲気に慣れたりするとすごいおしゃべりになったりしますね。特技は剣道、趣味はボーリングとビリヤード。…そんなところですかね。

——舞台は今回が初めてですか?

はい。舞台演技もはじめてですし、歌も、ダンスもはじめてです。はじめてだらけでちょっと不安ですね(笑)。

——オーディションの時、特技で中国駒を披露したそうですが…。

小学生の頃に、大道芸人の方と知り合いで、それで教えてもらったんですよ。あとアニマルバルーンとカラーボックスという芸も教えてもらいました。大道芸の免許を都庁で発行してるんですけど、いつかはそれを取得したいですね。

——乾貞治の印象は?

コンピューター(笑)。どこに何%の確率でくるとか、どのくらいの距離をおいたら相手は戸惑うとか。補欠の時から、みんなを裏で支えていて、そのがんばりはすごいなぁと思いますね。今はテニミュでもレギュラーに復活してますけど、この前撮影の時、初めてレギュラージャージを着てみて、すごい嬉しかったですよ。鏡を見て「俺も青学(せいがく)メンバーになったんだぁ」って。

——乾になった自分を見てどうでした?

もともと『テニスの王子様』のファンだったので、ジャージを着れただけでも感動だったんですけど、ましてやそのキャラクターの一人になってることがすごい驚きでしたね。

——原作は以前から読んでいたんですか?

はい。小学校5年くらいかなぁ、ジャンプで連載が始まった時からずぅーっと読んでます。ホント、面白いので。

——原作で好きなキャラクターは誰ですか?

菊丸が結構好きですね。「ほいほーい」とか言うのが猫っぽくて。動物系が好きなんですよね。

——原作で好きな場面はありますか?

越前リョーマが、赤也との練習試合で無我の境地になった時の場面がすごい好きです。英語で「まだまだだね」って言ったところなんか鳥肌が立ちましたね。

——乾と自分との共通点はありますか?

例えば…今、体力づくりが必要だなと思って、ジムに通っているんですが、友達に遊びに行こうと誘われても、ジムがあるからと断ってしまったり…。今すべき事を優先する、みたいなところが似てますね。でも自分の中に、羽目をはずしてワイワイ騒ぎたいと思っている部分もあって…そんな時は自分が嫌いになりますね。友達には「お前ノリ悪いなぁ」って言われるし。

——ストイックなタイプなんですね。

まぁ、たぶん真面目ですね。でも心のどこかでは、羽目をはずしてはじけたいんですけど…それができない自分がいる、みたいな…。ただ乾に比べると、僕は感情を表に出すタイプ。だから普段から、役作りのために冷静になろうと思っていて、「ここで乾だったらどう思うかな」って考えることがありますね。

——今後はどんな役作りをしていきたいですか?

原作を読むのはもちろん、できるだけアニメも見て研究したいですね。今もビデオを見たりするんですけど、しゃべり方とか眼鏡の直し方とか、結構細かいところを注意して見てますね。

——青学(せいがく)メンバーに会った印象は?

気さくな人もいれば、クールな人もいるし。リョーマ(桜田通)はやっぱりクールでしたね(笑)。大石(滝口幸広)も真面目で周りをまとめてくれるようなキャラだったので、頼りにしようかなと。あと相葉さん(不二周助役)はテニミュの先輩なので、いろんなことを聞きました。公演期間が長いので、今から体力作りをするようにアドバイスをいただきました。

——夏公演に向けての意気込みを聞かせてください。

乾は、多少僕から離れたキャラなので、その分徹底的にリサーチした役作りをしつつ、且つ自分らしい乾を見せられように100%努力してきたいですね。

——最後にHPをご覧の皆様にメッセージを。

HPを見てくれたみなさん、ありがとうございました。これから僕が乾を演じますので、よろしくお願いします!

  ©許斐 剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト © 許斐 剛/集英社・マーベラスエンターテイメント・ネルケプランニング
テニプリドットコム少年ジャンプインターチャンネル