クローズアップ
インタビュー天根ヒカル役 IRE&黒羽春風役 進藤学&木更津役 加藤良輔 編
■天根ヒカル役 IRE

——まず、自己紹介からお願いします。

IREと申します。アイルランドで生まれて、5歳から日本で育ちました。
もともと英語をしゃべっていたんですけど、こっちに来てから日本語の環境で育ったので忘れてしまい、今また勉強中です(笑)。最近22歳になりました。


——芝居・歌・ダンス・テニスの中で得意なものは?

得意というわけじゃないですけど、体を動かすことが好きなので、ダンスとテニスは楽しいですね。このまま楽しみつつ一所懸命稽古すれば、みんなが楽しんで観れるミュージカルにできると思います。

——歌はどうですか?
歌も好きですね。上手いかどうかと聞かれたら自分ではわからないですけど。ボイストレーニングも楽しんでやってます。今やってるすべてのレッスンが楽しいですね。この楽しい感じをそのまま本番まで持っていけたらいいなと思います。

——この役が決まった時はどうでしたか?

正直、オーディションに受かる自信はありました。あの顔であの性格、「完全に俺だなぁ」と思って(笑)。でも合格を知った時は、もちろん嬉しかったですよ。

——テニミュを観たことがありますか?

はい、あります。第一期メンバーの卒業公演と「山吹」を観ました。お客さんが役者と一緒になって楽しめるミュージカルですよね、「テニミュ」って。

——天根と自分との共通点はありますか?

やっぱり、相方ありきというか、誰かいないと力を発揮できないところが(笑)。孤立した時、ホントに暗い子になっちゃうんですよ、僕って。周りに誰かいれば、いろいろなことが共有できるのでいいですよね。
天根もきっと、スベってもツッコんでくれるバネさんがいるからあれだけ伸び伸びできるんですよ。


——六角メンバーの印象は?

相方の学さん(黒羽役)は、やわらかい優しい兄ちゃんですね。それこそ天根とバネさんの関係性に似てますよ。俺たちを暖かく見守ってくれる。ダンスやテニスがうまいのでわからないところは学さんに聞いてます。
クリンクリン(笑)の一馬(葵役)は、実はハイテンションですごい楽しいやつ。ホントかわいいですよ。
良ちゃん(木更津役)は、面白い。熟練のボケというか和むボケを言ってくれる。僕と伊礼君(佐伯役)のボケは、いつもスベってますけど(笑)。夏が終わるまでには「ボケのうち半分はスベる」っていうジンクスを覆します!
イッちゃん(池上)は、分析タイプ。ダンスを覚えるのが超速いし、視野が広いから、良いアドバイスをくれますね。
みんなとは、これからもどんどん絆が強まっていくと思います


——夏公演に向けての意気込みを聞かせてください。

氷帝は、前回も出演されていて人気もある。青学(せいがく)は嫉妬するくらい“さわやか”。どちらも強敵ですが、六角には六角の見所があるので、「これが六角だ!」っていうパンチをおみまいしたい。
とにかく連帯感の強い団結力があるチームなので、それを出していけたらいいですね。
まぁ、猛暑はモウショうがないので、それも楽しめればいいんじゃないかと…(笑)。


——最後にHPをご覧の皆様にメッセージを。

初メンバーが半数以上を占める公演なわけですが、初めて観る人にも、そうでない人にも「こんな舞台観たことない!」って言わせたいですね。それくらい楽しくてカッコいい舞台をみんなで作っていきたいと思います。
ぜひ、みなさん観に来て応援してください!

■黒羽春風役 進藤 学

——まず、自己紹介からお願いします。


進藤学、26歳、身長は180センチ、血液型はAB型、星座は山羊座です。好きな言葉は「斬新」です。
モデルをやったのがこの世界に入るきっかけです。その後、学生をやりつつダンサーをやってまして、役者を始めたのが2年前くらいからです。代表作は「超星艦隊セイザーX」ですね。やってましたよ、ヒーローを!(笑)


——芝居・歌・ダンス・テニスの中で得意なものは?

順番をつければ、ダンス、テニス、芝居、歌って感じですかね。歌はそんなに人前で歌った経験がないので。しかも今、高い声が出なくて苦労してます。よく「低くていい声してるね」とは言われますけど、15歳(の役)としては…(笑)。
ダンスは、大学入った時にまず社交ダンスを始めました。最初あまり気乗りがしなかったんですけど、やってみたら面白くて正式にプロの先生に教えてもらってましたね。その後、舞台中心のダンスをやろうと思って、アルゼンチンタンゴを始めました。それからはアルゼンチンタンゴの舞台に出たり、講師をしたりしました。


——テニスの経験は?

高校時代の部活でやっていました。ただ途中、学校の改築でテニスコートがなくなっちゃったんですよね。しょうがないので、背が高かったのもあったから、バレーボール部に移っちゃいました(笑)。それからは趣味でテニスを続けてます。

——この役が決まった時はどうでしたか?

連絡をもらった時は、やっぱり嬉しかったですね。ずっとやりたかった舞台なので。

——今までテニプリの原作やアニメは知っていました?

知ってましたね。アニメをよく見てました。テニス部だったので。それまでは「エースをねらえ!」くらいしかなかったじゃないですか(笑)。
テニプリは面白いですよ。魔球とか必殺技が大好きだし、濃いキャラクターがたくさん出て来るのも楽しい。リョーマの「ドライブB」なんて、ホントすごいですよね。


——好きなキャラクターは?

乾が好きですね。ああいう、クセのあるキャラが好きになっちゃうんですよ(笑)。
黒羽意外で演じてみたいのは氷帝の跡部。テニミュの氷帝の曲調がタンゴ調だったし、跡部もクセのあるキャラだし(笑)。


——黒羽と自分との間に、共通点はありますか?

テニスのプレースタイルは同じですね。サーブ&ボレーヤーですし、パワフルテニスですし。切れ味とパワーを舞台上でも見せたいですね。だからダンスもただきれいに踊るんじゃなく“荒っぽさ”を出しながら踊らないとなって思ってます。

——これからどうやって役作りしていきたいと思っていますか?


どっちかというとボケタイプなので、日頃からツッコミタイプになっていかないと。天根のボケと黒羽のツッコミが一番のポイントだと思うので。それと、熱いスポーツマンなんだけど、スタイリッシュな大人みたいな感じを出せたらなと。

——六角メンバーの印象を?

みんな熱いけど、ぶつかったりはしないですね。たぶんベクトルが同じ方向に伸びてるからだと思う。真面目だし、努力するし、今の段階ではベストなチームですよ。練習終わってからも電話し合ってケアしたり…そういう関係がちゃんとできているので。
一馬(葵役)は、この世界のキャリアも長いし先輩として見てますよ。どんなことも器用にこなすし、さすがだなと。性格は15歳らしくうぶな部分もあってすれてない。がんばりやだし…ちょっと尊敬してますよ(笑)。
相方のIRE(天根役)は、見た目とギャップがすごい。良い意味で。自然体に見えて、ものすごく頭がいいし、しっかりしてる。思ったより(笑)。ホント頼りにしてますよ。
彼方(佐伯役)は、一番自然体だな。自然に優しくできるし、怒れるし。僕より年下だけど上のような感じ。真剣な話しを一番語り合ってるかな、彼と。
翔馬(樹役)は、こういう仕事が初めてで、周りの経験者に必死ついていこうとがんばってますよ。でも、ダンスも踊れるしテニスもできる。意外性のある男ですよ。
良輔(木更津役)は、あんまりしゃべるタイプじゃないんですけど、いるだけで癒される(笑)。テニミュに関しては先輩なんですけど。


——青学(せいがく)メンバーの印象を?


六角に比べて、若さというかフレッシュさを感じますね。挨拶もすごく元気だし。なんかアイドルっぽい(笑)。

——夏公演に向けての意気込みを聞かせてください。


長丁場ですし、今年の夏は猛暑になると思うので、体調管理に気をつけながら、プロ意識を持って一公演一公演をやっていきたいですね。

——最後にHPをご覧の皆様にメッセージを。


青学(せいがく)の相手チームとして、今までにない個性を出していきたいと思います。その六角の個性を楽しみにご来場ください!

■木更津役 加藤 良輔 

——まず、自己紹介からお願いします。

木更津亮役の加藤良輔です。
ルドルフの木更津淳役でデビューしたのが20歳の頃で、2年前です。もう22歳になりました。早いですね〜(笑)。


——この役が決まった時はどうでしたか?


正式な決定の連絡をいただいたのは、舞台稽古の最中でしたね。「まだ誰にも言わないように」って言われたんですけど、不動峰メンバーのみんなと一緒に出てる舞台だったんですよ。だから、みんなに伝えたくてしょうがなかった(笑)。
「今度六角戦があるみたいだよ」「双子役でも同じ人はないよ、良輔」とかみんな勝手な事を話していて、「そうなんですかねぇ」なんて僕も話しを合わせたりして(笑)。
その後、発表できることになって決まったことを話したら、みんなすごい喜んでくれました。でもルドルフメンバーのミッちゃん(篠田・柳沢役)に報告したら、「一人で大丈夫か?」って心配されましたね(笑)。確かに僕は、ミッちゃんとケンズィ(青木・赤沢役)にずっと付いてまわっていた感はありますけど…。


——六角チームの印象はどうですか?

六角にいる時の自分は、ルドルフにいる時よりもだいぶ違いますね。ポジション的にも、気持ちも。六角の中では一応先輩なので(笑)。ルドルフの時は、引っ張ってくれる人がいたので、それに甘えていたところがあったんですけど、今回は自分が引っ張っていかないといけないと思う自分がいて…。でも体質的にそういうタイプではないし、どうしよう…みたいな(笑)。
だからといって「あいつ、先輩風ふかしてるよ」とも思われたくないし…実際新しい役だし、新しい学校なわけだから…その辺が難しいですね。
まぁ、それでもなぜかまとまってますね、六角チーム。普通に僕のことみんなイジッてくるし(笑)。
こんな僕でよければ、陰ながら六角チームを支えていきたいと思います。


——六角メンバー、それぞれの印象を。

部長の一馬くんは、葵剣太郎そのまんまで、かわいい奴ですね。ダンスが上手いんで、よく見てます。負けたくないと思って(笑)。いきなりピアノ弾いたり、なんでも器用にこなすので、ちょっと悔しい(笑)。“良きライバル”と自分では思ってます。
IRE(天根役)は、一番のまとめ役かな。稽古の入り時間とかの連絡事項をIREが中心になって決めてくれたり。あとアイデアも出してくれますね。
学さん(黒羽役)は、一言「カッコいい」ですね。低い声がたまらなくシブい(笑)。ダンスのキレが半端じゃないし、姿勢がすごくきれい。テニスも上手いし。一番年上だし、ホント頼りになりますね。六角の大黒柱ですよ。
彼方(佐伯役)は、ちょっと天然なのかな(笑)。すごい頑張り屋さんで努力家なんだけど、時折おかしくなる(笑)。「佐伯はそんなことしないよ」って言うと「あ、そうか…」って正気にもどる、みたいな(笑)。
翔馬(樹役)は…なんか、ほんわかしていて僕と似てるのかなぁ…同じニオイがする…ていうかカブってる!だから負けたくない!(笑)。たぶん翔馬も天然だと思う。でも頭いいんだよなぁ。


——青学(せいがく)メンバーの印象を?

すごいフレッシュですよね。部長をはじめ、みんなカッコいい!リョーマもリョーマっぽいし。メンバー全員本気になったら、たぶんすごい(笑)。だからこそ六角も「負けてられない!」って奮起してるのかな。油断できない感じですよ。まぁ、青学(せいがく)とは、これからもっと仲良くなっていけたらな、と思いますね。

——今回は木更津淳の双子の兄弟、木更津亮役となりましたが、役作りのプランはありますか?(笑)

基本的に一緒な気がする…(笑)。どこを淳と変えたらいいのか考えても…髪型くらいかなって(笑)。淳の無口な部分も、双子だから似てるだろうし。

——木更津亮になった自分を見た時はどうでした?

初めてロン毛の自分を見た時は、唖然としましたね(笑)。でも六角のユニフォームはカッコいい!ノースリーブも新しいし、赤っていうカラーもいいですよね。今まで赤系の服は着なかったんですけど、これを機に赤い服を買ってみたりしてます(笑)。

——夏公演に向けての意気込みを聞かせてください。

「テニミュ」は自分にとってデビューした作品でもあり、とても特別なものなので、今度の夏公演も今まで以上に気合いを入れて挑みたいですね。これを乗り切れるかどうかで今後の僕の道が決まると思う…って言ったら少し言い過ぎかな(笑)。
今回は多少なりとも引っ張る側にまわりたい。体質的に難しいですけど、「ついてこいや!」みたいな気持ちもなくはないんですよ(笑)。


——最後にHPをご覧の皆様にメッセージを。

今回は木更津亮ということで、今までの経験も活かしつつ、また新しい良きメンバーと一緒に最高のものを作りたいと思います。長丁場なのが、正直ちょっと怖いけど、負けないようにがんばります!やるっきゃない!
  ©許斐 剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト © 許斐 剛/集英社・マーベラスエンターテイメント・ネルケプランニング
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