——先日のパンフレット用の撮影では、久々にキャラクターの衣裳・メイクをつけてみて、どうでしたか? |
小谷 |
ミュージカルの青学(せいがく)ジャージ着た時は、ちょっと懐かしさを感じたよね。 |
相葉 |
うん、ジャストフィットだった。映画で着てたジャージはゆったりした感じなんですよ。 |
小谷 |
でも鏡見た時「あ、タカさんだ」って思いましたよ。「タカさん、久しぶり」って(笑) |
鷲見 |
僕は、前はピッチピチ感がすごくあったんですけど、久々に袖を通したら、結構ゆとりがあって。やせたのかなぁ。 |
相葉 |
やせたよね。 |
小谷 |
っていうか、バランスがよくなったのかな。 |
鷲見 |
うわぁ、嬉しいなぁ。 |
小谷 |
あ、褒めちゃった(笑) |
鷲見 |
でも役にはすんなり入っていけたな。スタジオでは、役づくりするために最初にテンション上げといたから。マモちゃん(石田鉄役・宮野)と一緒に。 |
相葉 |
樺地のキャラって、別にテンション上げる必要ないんじゃない?(笑) |
Takuya |
っていうか、暴れ過ぎ!(笑) |
鷲見 |
撮影スタジオに流れてた音楽が、みごとなハードロックで(笑)みんな、エアギターで勝負だぁ!みたいなになって(一同笑) |
小谷 |
それ、俺と加治もやってた(笑) |
鷲見 |
だから、役づくりは完璧でした!(笑) |
Takuya |
俺は、キャラクターショットで、ちょっと眠そうな感じで撮ったんですけど、やっぱ普通にジローに入っていけましたね。ま、当日ほんとに眠かったっていうのもあったんですけど(笑)写真見たら、夏よりちょっと大人っぽくなってた気がしましたね。 |
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——前回の公演の感想を。特に氷帝の二人は初めてだったわけですが。 |
鷲見 |
僕は…そうですね、すごく気持ちよかったなぁ。あまり感情の変化のない役なんですけど、毎回毎回新鮮な気持ちで「今回はどう面白くしようかなぁ」って思って演じてましたね。ここは大事だなとか、ここは…笑いをとっとこうかな、とか。 |
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相葉 |
やらしい…(笑) |
Takuya |
ほんっとやらしい!(笑) |
小谷 |
この人舞台袖で、ずーっと踊ってるんですよ(笑) |
Takuya |
そうそう(笑) |
鷲見 |
でもそれは、みんなの邪魔をしようとかではなく、自分のテンションを上げるためにやってるだけなんで。体動かして暖めておかないと。…ただ、暖めすぎて、登場で立ってるだけのシーンなのに汗かいてたりしたけど(一同笑) |
Takuya |
俺は、最初のうちは緊張してましたね。でもやってくうちに楽しくなって、素の状態で演じられるようになってました。お客さんから毎回違う反応が返ってくるから、新鮮にできた感じがします。でも、最初はほんと緊張してヤバかった。楽屋でも出番が近づいてくると「ヤバイ…ヤバイ…」って超緊張してきて。でも舞台袖に行くとこの人(鷲見)が踊ってるから、若干緊張がとれたけど(一同笑) |
相葉 |
ワッシー大事だね(笑) |
Takuya |
でも後半に入ってきたら…もういいかなって。だってホントにずーっと踊ってるんだもん!(笑) |
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——お互いシングルス戦の対戦相手同士なんですけど、試合はどうでしたか? |
小谷 |
俺らはとりあえず、汗ですね(笑) |
相葉 |
コニーの汗はすごかったね。 |
小谷 |
俺の汗だけじゃないよ!ワッシーの汗もすごかったって! |
相葉 |
あれ言わないの?お客さんが「うわー」って…。 |
小谷 |
なんで俺に言わせんの(笑)…あの、僕が打った瞬間に汗がバーって飛んじゃって、客席の前の方の人が「ウワァ!」てよけた事があって…(一同笑) |
Takuya |
アトラクションだ。 |
相葉 |
スプラッシュマウンテン状態(笑)でも実際、すごい汗かいてんなぁって、面白かった。 |
鷲見 |
ほんとこの人(小谷)すっごい汗かきだから… |
小谷 |
ワッシー、人のこと言えないだろ!まったくもって人のこと言えないよ。ワッシーだってダラダラですよ。 |
鷲見 |
僕の汗は元気がないんですよ。だからしたたり落ちるんだけど、コニーの汗は元気だから、ブワーッって飛ぶんだよ(一同笑) |
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——でもあのシーンは迫力ありましたよね。 |
小谷 |
ラリー中にワッシーを見た時に、芝居をしてるっていう大前提で立ってるわけだけど、ホントに「負けそう、怖い」っていう恐怖を感じましたね。それぐらいの威圧感がドーンてきて。 |
相葉 |
マジで? |
小谷 |
うん…それで、普通の汗プラス冷や汗も出たりして、もういろんな汗が出てきて(笑) |
相葉 |
汚いな!(笑) |
小谷 |
あと僕がノッてる時は、ワッシーもすごいノッてるなぁていう、通じ合うものがありました。とにかく常にあそこは全力でしたね。 |
鷲見 |
俺も毎回冷や汗かきましたもん。「もう俺大丈夫かなぁ」って(笑)あと、ストーリー上では樺地が波動球をコピーしたことになってますけど、実際フォームは二人で作りました。お互いいろいろアイデアを出し合って。 |
相葉 |
今回は、石田は絡むのかな。 |
鷲見 |
マモちゃんねぇ。 |
小谷 |
本家が来るんだよなぁ。 |
鷲見 |
すごいな、今回波動球使えるメンバーが三人いるよ(笑) |
小谷 |
みんな腕壊れちゃったりして(笑) |
Takuya |
そうだね。ジローと樺地は絡むシーンがあるからね。 |
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——相葉くん、Takuyaくんのシーンは二人で作ったりしたんですか? |
Takuya |
作った…っていうか… |
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相葉 |
二人のシーンどうするかって。 |
Takuya |
話し合いをね。 |
相葉 |
でも難しかったなぁ。Takuya大変だったでしょ。 |
Takuya |
不二にはやたらと動かされましたね。不二に遊ばれるっていうシーンだったから。氷帝戦の試合の中でも、たぶん俺、かなり動いたと思う。 |
相葉 |
動いてたね。逆に俺は楽だったから(一同笑) |
Takuya |
「ほれ、ジローそっちだよ」って、俺、なんか犬みたいな感じ(笑)でも不二、ほんときれいだった。フォームとか。 |
相葉 |
ありがと。 |
Takuya |
お世辞だけど。 |
相葉 |
お世辞なんだ(笑) |
小谷 |
でもホント決めポーズとか、「不二だなあ」って思うよね。 |
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——公演が終わった時はどうでしたか? |
Takuya |
泣いちゃいましたね。最後の日吉・リョーマ戦で今まで経験したことのない、シビレを感じましたね。なんだかわからないけど、もうビリビリ痺れちゃって、声も出せなくて。自分のちょっとしたセリフも、声に出したら泣いてるみたいになっちゃって。あの興奮と痺れと感動、もう一度味わいたいなぁって思いますね。もう全部きましたから、ブワー!って。俺スーパーサイヤ人なれると思ったもん(一同笑) |
相葉 |
コニーは泣いた? |
小谷 |
俺は…ひょっとしたら青学(せいがく)で一番泣いてるかもしれない。東京でも泣いてるし、大阪でも泣いてるし。 |
相葉 |
俺、泣かなかった。 |
Takuya |
え?相葉っち、千秋楽で、ちょっと泣かなかった? |
相葉 |
泣いてないよ。 |
Takuya |
ウッソー。泣いてなかった? |
相葉 |
泣いてないよ。なぁ? |
小谷 |
カーテンコールで、俺の周りみんな、ハグしあってたんですよ。隣が相葉っちだったから、俺も手ひろげてハグしようとしたんだけど、「いや、俺は…」って、拒否されたんですよ!もう「こいつ〜!」って思って(笑) |
相葉 |
いや、芝居芝居(笑) |
小谷 |
この人、ほんとに僕を嫌うんですよ、舞台上で。 |
相葉 |
嫌ってるわけじゃないんだよね。 |
小谷 |
ま、俺の絡みが、うざ…かったりするから…(一同笑) |
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——青学(せいがく)と氷帝、お互いのチームの印象は? |
鷲見 |
最初から青学(せいがく)はすごいフレンドリーでウエルカム状態でしたね。だから僕たちも気兼ねなく舞台のことを聞けたりして、すごい力を借りたなって感じです。いいものができたのは、青学(せいがく)のメンバーのお陰っていうのがありますね。 |
Takuya |
僕は、本番中は城田くんとか…稽古中は、相葉っちにいろいろ聞きましたね。青学(せいがく)はレベルが全然違うので、「青学(せいがく)、こんなうまいんだ」って思った。だから氷帝は、ダンスとか歌とか演技とか必死にやりましたねぇ。青学(せいがく)、貫禄がすごかったもん。 |
鷲見 |
特に、ベンチに座ってる時の居方ですね。みんなキャラになっていて熱いものを届けているなぁって。ベンチに座ってるだけなのに、気を抜かないのがすごいなって。 |
Takuya |
学びましたね。自分たちできてなかったから。 |
鷲見 |
みんなバラバラだったから(笑) |
小谷 |
そういうこと聞くと逆にびっくりですよね。俺らとしては、チラシの氷帝メンバーの写真を見た瞬間から、みんなビビってましたからね。うわ、絶対負けるわぁって(笑)だってこのイケメン軍団が俺たちに立ち向かってくるんですよ!(一同笑)だから俺たち、今回マジでやるしかないねって。 |
相葉 |
そう、稽古前も「マジでやろう」って話し合ったね。 |
小谷 |
もうそれぐらい俺たちとしては「本当の強敵が来た!」って感じだったので。 |
相葉 |
ビビったね。 |
小谷 |
ベンチ周りのことでいえば、それはやっぱり一回山吹公演を経験してるからだと思うし、俺らも初めは何もできなかった。 |
相葉 |
氷帝メンバーって、一人一人役割があるんだよね。歌がうまい人がいればダンスのうまい人もいるし芝居のできる人もいる、みたいな感じで。いろいろなカラーがあるなって思いますね。 |
鷲見 |
髪の毛の色もね(笑) |
相葉 |
うん(笑)それでいてまとまりがあるなぁって思ったな。それで、なんか氷帝メンバーの方が言い合ってる感じがしたんだよね。 |
鷲見 |
うーん、そんなでもないんですけど…ただ、課題みたいなものは毎回言い合った気がする。 |
Takuya |
休みの日は、みんなで集まって自主練とかしたよね。 |
小谷 |
だからそれがすごいよね。みんなで集まろうっていうのがね。俺らは個人個人でやってくる、ていう感じだったから。 |
相葉 |
あと氷帝はね、ダンスかっこいいね。それはすごい思った。ねぇ、タカさん? |
小谷 |
(突然いじける)…。相葉っちは、いつも俺のダンスを見て笑って…いや、親切に教えてくれてます(笑) |
相葉 |
俺、結構教えてるよね、普通に。放り出さないよね? |
小谷 |
絶対放り出さないですね。何があっても俺のことを。それが舞台上とは違うところ(笑) |
相葉 |
でも氷帝は稽古入った時にもう踊れてる感じがしたね。 |
小谷 |
それはある。 |
鷲見 |
必死だったもん、俺。 |
Takuya |
焦りまくったよね。 |
鷲見 |
みんなで「練習しよう練習しよう」って、結構やってたよね。ダンスの稽古の回数は多かったと思います。それが結果として見えたのかなって思いますね。 |
小谷 |
ホントそういう所は、うらやましいですね。今回はある意味リベンジですね。 |
相葉 |
え、俺ら負けたの?(笑) |
鷲見 |
試合勝ってんじゃん(笑) |
相葉 |
でも、今度は俺たちもみんなで"自主練"やりたい! |
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——冬公演の意気込みを。 |
鷲見 |
まず、風邪を引かないように。特にこの時期、乾燥するのでケアを大事に。芝居の方に集中しちゃっておろそかにしがちといえばしがちなので、体調管理は一番大事にしなくちゃいけないなって思います。 |
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Takuya |
冬は夏より演技面を強くしてきたいですね。歌やダンスもレベルアップをしていきたいですけど、特に演技。お客さんに、よりわかりやすく伝わるように。前回のジローはテンションで乗り切ろうしたところがあったんで、ちゃんと役者としての演技を見せたいなぁって思ってます。そして冬は夏より熱く!冬は、新しい氷帝学園インペリアルマッチにしたいです。 |
小谷 |
僕はこの夏公演で、タカさんのキャラがやっと少しわかったかなっていう気がしたんで、それを踏まえて冬公演は、ひたすら河村隆を演じることに徹します。あとは見せ場一つ一つをもっと丁寧につくっていきたいと思います。(鷲見くんに)また、よろしくお願いします。 |
鷲見 |
こちらこそ。 |
相葉 |
うーん、また不二周助やるわけですけど…あと、どこ良くしたらいいのかな…。 |
小谷 |
もう完璧ってこと?(一同笑) |
相葉 |
そういうことじゃなくて、夏公演の時、今自分が出来ることは全部やったなぁって感じがしてて。今度は、もう一回DVDを見直して…自分でうまくできてるつもりでもできてない所とか反省点がいっぱい出てくるので、そこを見つめ直して稽古して…あと全体を上げたいですね。自主練もみんなでしたいし。氷帝には負けたくないんで。 |
小谷 |
今度こそ勝ちたいね。 |
相葉 |
あ、そう。え、負けた?(笑)でも、そう、今度こそ青学(せいがく)の真の強さを見せて、クオリティを高めた、一歩上の氷帝学園戦を見せていけたらいいなと思います。 |
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——それでは最後に、HPをご覧の方にひとこと。 |
鷲見 |
本当にご愛読ありがとうございます。冬公演ということで寒くなるとは思いますけれど、皆さんお体だけは気をつけてご来場いただけたらと思います。僕らも常にベストな状態で皆さんにお会いできるようにがんばっていきたいと思いますので楽しみにしていてください。 |
Takuya |
冬は冬眠しないでミュージカルを観に来てください!よろしくお願いしまーす! |
相葉 |
日替わりゲストも代わったので前とは違った舞台になると思います。ぜひ劇場でお待ちしております。クリスマスもお正月も、この冬はテニミュが熱いぜ! |
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小谷 |
青学(せいがく)としてちょうどこの舞台で一年になります!一年間の集大成を観ていただけたらと思います! |