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開発より 4

初めまして、ディレクターの上田清隆です。
『ルクス・ペイン』を買っていただいた皆様には、この場を借り
て御礼を言わせていただきます。
拙いところばかりだと思いますが、プレイしていただいた皆様が、
少しでも楽しんでいただけたら、制作者にとっては何にも代えが
たい喜びとなります。

さて発売から2ヶ月ほど経ちましたが、未だ虚脱感とやり残し感
に苦しめられています。
ルクスの登場人物が今もなお、色鮮やかに動き回っているのです。
彼らは皆その笑顔をもって、充分に描ききれなかった私に言葉無
き抗議をしているように思えてなりません。
活躍の場所が限られた者、描ききれなかった設定やエピソードの
数々。彼らは決して恨み言は言いません、ただその笑顔を私に向
け続けるだけです。本来ならこの胸の痛みは、かつて私が携わっ
た作品同様、一生涯残るものです。
ですが、今回、私のこう言ったわがままを、エグゼクティブプロ
デューサーの水谷さんや、プロデューサーの飛塚さんが快く了承
していただき、ショートストーリーとして表現できる場を与えて
いただきました。

これから書き下ろしていく、ショートストーリーの数々は、
主に本作の補完となるものです。
どのような人物のどのような話を掲載していくのか、私自身もわ
からない楽しみの一つです。
ですがもう一度、ルクスの登場人物の語りかけてくる声に耳を傾
けられることを幸せに思い、出来る限り、彼らの声を皆様に届け
たいと思っておりますので、よろしくお願いします。








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