「ディバインゲート」とは?

“聖なる扉”ディバインゲート。この世界では伝説的に語られる存在であり、それがいつ、どこで、どのようにして生まれたのか、誰も知らない。また、実際に見たり触れたりすることのできる扉なのか、どこにあるのか、不明である。そこに辿りつき扉を開いた者は、願いをかなえることができるという。
この世界を統治している「世界評議会」は、どうやらディバインゲートの存在を把握し一定の情報を握っているようだが、それらは秘匿されており、世間一般的にはもはや都市伝説のようなものになっている。


この世界はいま、どんな世界?

この世界は、「天界」「魔界」「常界」の3つの世界と、さらにその上位にある「神界」「竜界」によって構成されている。各世界の住人は外見はおおむね常界に住む普通の人間と変わらないが、それぞれの持つ能力や世界における役割、行動規範は異なる。
かつて、何者かによってディバインゲートが開かれた。なぜ、誰によって、なんのためになされたか、全ては謎であるが、その結果、「天界」「魔界」「常界」それぞれの世界を成り立たせていた秩序や、各々の世界を構成する要素は混じりあい、様々な変化を世界にもたらした。例えばある種の人々は、世界を構成する6つの属性「炎」「水」「風」「光」「闇」「無」のうちのひとつの力が目覚め特殊な能力を発揮できるようになった。
そのような世界で人々の欲望や価値観は交錯し、しだいに混沌とした世界が訪れていた。


「世界評議会」とは?

 「天界」「魔界」「常界」の支配層は、世界に秩序を取り戻すべく「世界評議会」を結成、3つの交わった世界を「統合世界」と呼び、その統治を行い始めた。いま統合世界は統制された平穏のもとにあり、人々は世界の混沌を意識することなく暮らしている。
しかしその裏で、世界評議会は神界・竜界とも接点を持ちながら、ディバインゲートに関する情報や統制の及ばない部分の存在を人々の目に触れぬように隠しており、その組織としての全貌や隠された真意は計り知れない。


「アーサーと円卓の騎士」とは?

アーサーは世界評議会の一員。ただ、その胸のうちには、ディバインゲートに対し、世界評議会とは一線を画すある意図を持っているようでもあるが…?
第1話にアーサーとともに登場したメンバーは、アーサー自らが率いる特務機関「円卓の騎士(ナイツ・オブ・ラウンド)」のメンバーたち。これまでさまざまな場面でアーサーと出会い、集った曲者たちで、必ずしもアーサーに好意を持つ者ばかりでないものの、アーサーを認め、敬意を持って従っている。


「適合者」と「ドライバ」とは

世界評議会の統治する統合世界のなかで、少数ながら、ディバインゲートを実際に目にし、その存在を認識する「適合者」と呼ばれる者たちがいた。彼らは自らの中に目覚めたそれぞれの属性の力を「ドライバ」と呼ばれる道具によりコントロールしており、世界評議会はその下部組織「アカデミー」に適合者を集めその適正な育成を行っている。

ロキと世界評議会

神界出身の神であるロキは、何故かアーサーと共に世界評議会に所属した。評議会ではロキは常にアーサーの傍にいる。そしてディバインゲートを目指すアーサーに協力しているような、そうでないような。アーサーもロキの思惑に気が付いているようだが……。


聖暦の天才とは?

世界評議会に所属してディバインゲートに関する様々な研究を行っている六人の天才たち。公式には伏せられているため、表に出てくることはめったにない。どうやらアカネの父・パブロフはその一員であるらしいのだが……。何のために世界評議会が彼等をかくまっているのかはわからない。


サンタクローズとディバインゲートの『鍵』とは?

ともに少年だった時代、サンタクローズは天界に捨てられていたアーサーと出会い、友になった。以来、サンタクローズは影からアーサーを支援してディバインゲートの謎を探っている。そしてサンタがアーサーの為に手に入れたのがディバインゲートに通じる『鍵』である。果たしてそれはどうやって使うものなのか? そもそも本当に『鍵』なのか?

評議会とディバインゲート

世界評議会は、天界・魔界・常界が交わった統合世界の混乱から人々を守るためという名目で結成された組織である。統合世界が産まれた原因はディバインゲートにあり、そこには一般に明かされていない、明かしてはいけない様々な秘密がある。評議会は、どのような者たちがディバインゲートにたどり着きうるのか、またそのときディバインゲートがどのような巨大な力を持つかについて秘密裏に研究し一定の情報を握っているが、秩序維持のために最高位のメンバー以外にはそれを秘匿している。その為、評議会は、その一員でありながら独断でディバインゲートに触れようとするアーサーを常に警戒している。


世間でのディバインゲートの理解

ディバインゲートの存在は、世界評議会の情報操作と時間による風化で人々の間では実在するかどうか曖昧な都市伝説と化している。誰もが知っているが、大人になるにつれて忘れられるもの。しかし、人々は願いをかなえてくれるというこの扉のことを、心のどこかでは信じたいと思っているのかもしれない。ひとたび過酷な現実にさらされたとき、人が超越的な何かにすがりたくなるように――。


自立型ドライバとは

ディバインゲートの世界では能力者が「ドライバ」と呼ばれる武器を使うことで自らの属性が持つ力をコントロールし発揮することが出来る。自立型ドライバとは、使用者がいなくても自立して動くロボットのようドライバである。基本的にはプログラムで動いていて個々の意思はない。人々の暮らしを豊かにするためのものだが、使う人次第では恐ろしい凶器にもなるかもしれない。

蒼のクリスマスとは?

月光の青く美しいクリスマスの夜、何者かによって666人の一般人が惨殺された事件。世界評議会はこれを爆発事故として真相を隠蔽している。おそらく、「ディバインゲート」が開いたことによる3つの世界の融合、それによる混沌が遠因にあると思われるためである。実行犯は「青い瞳で水の刃を使う」という証言から、アオトの関与も疑われたが…。


世界評議会の研究者たち「聖暦の天才」とは?

世界評議会には公にされていないディバインゲートを研究する施設があり、新しいドライバなど様々な技術開発を行っている。秘密裏にそこに集められたのが「聖暦の天才」と呼ばれる研究者たちであり、事故死したことにされているアカネの父・パブロフもその一人である。ロキは密かにこの施設に接触しているらしいのだが……。


シュレディンガーと世界評議会の関係は?

天才研究者であったシュレディンガーは、「蒼のクリスマス」事件に関与したことで表の世界から消えた。世界評議会はその経歴を闇に葬り、研究施設に軟禁され「聖暦の天才」の一人となった。その影には何者かの思惑があるようだが……。一方シュレディンガーは世界評議会の一員として活動しながら、自らが“アオト”と呼ぶ、「蒼のクリスマス」を引き起こした人物と再会する機会を密かに熱望している。


シュレディンガーの口はどうなっている?

「蒼のクリスマス」の現場でアリトンに斬られて傷を負っている。現在はキーボード入力を音声化しているが、実際に喋れないのか、それとも、あえて口を閉ざしたのかは不明である。


ブルーノとアーサーの出会い、アオトへの思い

ブルーノは「蒼のクリスマス」で父を失った際にアーサーに出会った。以来、「チビ」と呼ばれながら円卓の騎士の一人として従っている。状況から父を殺したのはアオトであると考え、自立型ドライバでアオトを監視して父の仇を討とうとしている。しかし真実は……。


アリトンはいま?

「親殺し」の後、アリトンは姿を消した。現在はある組織に所属しているらしいのだが、詳細は不明。アオトへの屈折した思いから、影からその様子を注視している。


サミダレとは?

サミダレは世界評議会の研究施設で聖暦の天才たちが開発した第5世代の自律型ドライバ。シュレディンガーがアリトンの為に密かに調整していた為、戦いの衝撃を受けての再起動の際にアオトをマスターと認識したようだ。



廃棄区画とは?

世界評議会が管理していないエリア。ディバインゲートが開いて現在の統合世界が出来たときの影響で様々な問題が発生した為に廃棄された場所である。そのままでは人が住めないはずなのだが……。


セカンドとは?

聖なる扉・ディバインゲートにたどり着くために力を求め、種族の壁を越えようとした者たち。次種族<セカンド>と呼ばれる。彼らは自らの意思で次種族<セカンド>になったのか、それとも……。中には失敗作として世界評議会から処分されそうになって逃げだした次種族<セカンド>たちも存在し、「まつろわぬ民」として廃棄区画で隠れるように生活している。本来、彼らはドライバなど持っていないはずなのだが……。


コードネーム「アーサー」とは?

アーサーは世界評議会から参加を求められた時、世界に対して自らを王たらんとする意志に基づき、その決意を表明するために「アーサー王」をコードネームとして背負った。その部下であるナイツ・オブ・ラウンドたちもコードネームで名乗っている。



世界をリメイクするとは?

3つの世界が折重なった「統合世界」を、再びディバインゲートを使うことで作り変えるということ。それぞれ独立した世界になるのか、更に融合した世界になるのか、それとも混乱を増した世界になるのか、「リメイク」を行う者次第で未来は大きく変わる。


アーサーの語る「王」とは?

広くは「常界」を統べる存在である実際の「王」としての意味ではあるが、アーサーは民がその世界を生きていく上で必要とする「世界を成り立たせる象徴的存在」として、自ら「聖王」と名乗っている。アーサーが王の名前を背負うのは、かつての自分を救ってくれた友である「サンタクローズ」が幸せを届けてくれる世界を守るために、責任を自らに課したのである。


六聖人と評議会の構造とは?

暗い部屋でアーサーと話をしていた謎の人物たちが「六聖人」である。世界評議会とはこの六聖人の下、オズら最高幹部と天界・魔界・常界の代表たちが存在しており、アーサーは常会の代表である。しかし、六聖人の上にもまだ存在はしているようで……。


ロキ、オズ、アーサー、評議会の関係は?

世界評議会は、世界を自分たちの手の中に入れておくためにディバインゲートに関する情報を独占・隠匿している。アーサーは評議会の一員でありながら、上層部の意思に反して世界を解放するためにゲートに向かおうとしている。ロキとオズは今まではそんなアーサーの意向を個人的には支持してきた。しかしオズは、アーサーが世界に対する善良な意志だけでゲートに向かっている訳ではないということに気が付き、その行動を止めるためにより上位の存在である神々を呼び出した。一方ロキは、個人的なアーサーへの「愛」が実現すれば嬉しく、又、このままの方が面白いことがありそうだと考えて支持しているようなのだが本心は不明である。


アーサーとロキの出会いについて

アーサーがサンタと出会って天界で暮らしていた少年だった時、ロキと出会った。ロキは、世界への善良な意志を持って王になるという少年アーサーに胸をときめかせた。この少年を我が物にして王に据え、自分はその王が必要とする神になったら素晴らしく素敵だろう、と。



ロキとアーサーの会話の真意。囁いた内容

アーサーはロキにディバインゲートの破壊を明言した。平穏な世界にとってディバインゲートなどというものは存在自体が必要なく、だからリメイクではなく破壊する、というのがアーサーの考え。しかし、ディバインゲートの破壊とは、世界の根本を成す原理を否定するような過激な発想であり、行えば何が起こるかわからない。そしてロキは以前からアーサーの考えには気が付いていた。


ゲートへの道とは?

世界評議会が秘密裏に研究していた成果として確保していた異空間を通じてディバインゲートへ至る道。バトル時に使われる「ゾーン」は、ゲート研究の副産物であり、それがゲートへ続く異空間への入口になる。


北欧神とは?

オズが、アーサーを止めようと呼び出した神。その強大な力を前にすればアーサーも考えを改めるだろう考えたオズだったが、その固い決意の前には無意味だった。しかも、北欧神たちはオズの思惑を越えたところで行動しているようで……。


ロキが出してきたものは何?

バーストモードを発動させた自律型ドライバのレプリカ。秘密裏に聖暦の天才たちを手なずけたロキが作らせていたもので、強大な戦闘力を持っている。


北欧神の「盟約」とは?

オズは北欧神を呼び出した際、ディバインゲートに向かう者たちを止めるように盟約を結んだ。しかし、アーサーがゲートにたどり着いてしまったので、そこで盟約は終わった。だが、撤退した理由はそれだけではないようなのだが……。


ディバインゲートの真の姿とは?

今まで見えていたのは、ディバインゲートの間に至る扉だった。その真の姿とは、ゲートという概念を越えたものらしい。


アーサーはどうなった?

ロキはアーサーを自分の理想の王に仕立てようと思っていた。アーサーもそんなロキの思惑に気が付いていた。結局、ディバインゲートの前で追い詰められたアーサーは、ロキによって「エビルアーサー」にされてしまった。しかしその心はまだ残っており、自分の意思で動くことは出来ないが、思いを引き継ぐ者がいる限り、アーサーはロキには支配されない。



世界評議会はアーサーのゲート遠征をどう捉えているか?

世界評議会はディバインゲートに関する全てを管理下におく事で権力を維持してきたので、その状況を覆す事になりかねないアーサー独断のゲート遠征を認めてこなかった。今回のアーサーの行為とそれに随行したアカネたちは、結果として世界評議会からは「反逆行為」となってしまっている。事情を知るオズとロキに対しても、オズが北欧神を勝手に呼び出したことを含め、事の顛末全体の責任を追及している。


「エビルアーサー」化の後のアカネ達

アーサーの決意を知り追ってきたサンタクローズによって救出されて統合世界に戻り、とある洋館で身を潜めている。アーサーがランスロットを刺したこと、ロキの真意、北欧神、突然現れたサンタクローズと、めまぐるしい状況の変化の中で、彼らはいずれを信じてよいのかわからなくなっていたのだが……。


統合世界でのゲート遠征

世界評議会の情報管理の下、アーサーたちがディバインゲートに向かったことや、その実在自体が世間には特に知られていない。出現した巨大な塔も、統合世界からは見えないように処理されている。


アーサーとロキのいる白い空間について

白い空間はアーサーの「保存されている心」であり、現実世界ではない精神世界のどこかにある。
ロキは、この「保存されいてる心」に入り込み、アーサーと会話をしている。

現実では、「心を失ってロキの傀儡と化した、物言わぬエビルアーサー」とロキが、出現した塔の上にいる。

パブロフとドロシーについて

パブロフはロキに言われ、ドロシーはオズの手元にある資料を目にして、それぞれ、アカネ、ミドリが何をしているかに気付いた。彼らは彼ら自身の判断で、アカネ、ミドリに会いに行くべく、ゲートに向かった。


ロキ、ギンジが最初に突入場所を間違えたのは?

サンタクローズが持つ「少しだけ記憶を差し替える」能力により、評議会に戻ったヒカリ、ユカリ、ギンジたちの記憶に少し手を加え、身を隠している場所の記憶を変えておいたため。「少しだけ記憶を差し替える」能力は、クリスマスにプレゼントを届けるときに子供たちに気づかれてしまったときの為の力である。


ロキとギンジの関係について

ロキは事前にギンジだけを呼び、自らの意図に沿ってギンジが動くよう吹き込んでいた。ただギンジは、特にアカネたちに積極的に与するわけでも なく、またロキの意図に沿うわけでもないスタンスで――ただしアカネたちには一定の配慮を持ちながら――アカネたちと行動をともにしていた。 ギンジが世界評議会に戻ってロキにアカネ達の居場所を伝えたのは、アカネたちがこのまま世界評議会に抹殺されてしまうよりは、自分がコント ロールできる状況でアカネ達の身柄を確保するほうがよいと判断したからである。



シェイクスピアのドライバ「ハサウェイ」の能力とは

シェイクスピアはお菓子と悲劇を愛する夢見る少女である。彼女はロキのもとに身を寄せている適合者であり、羽筆ペンは彼女のドライバ「ハサ ウェイ」。それを使って綴られる戯曲はドールハウスの中で現実になる。


ロキの真意は

ロキは、人間たちがディバインゲートにたどり着き、ゲートを開いて世界が混乱することを望んでいる。
ゲートにたどり着くには「資格」が必要であり、ロキはアカネたちに対しシェイクスピアの能力を使って彼らの心の重荷を突きつけて、真にゲート にたどり着けるのかを楽しんでいるようなのだが……。
では真にゲートに辿りつける資格とは?


ロキのディバインゲートに対するスタンスとは…?

ロキは自分からゲートを開けたりはしない。人間にゲートを開けさせて世界をリメイクさせ、その混沌とした世界でアーサーを自分の傀儡として王に据え、その神となることを楽しみたいと思っている。


ヒカリとユカリの正体は?

ヒカリは、人間と妖精の混種族(ネクスト)でアーサーの異母妹であり、ユカリは魔界で生まれて常界に堕ちた人間である。二人を迎えに来たのはそれぞれ天界と魔界の使者。ヒカリは天界に向かい、ユカリは魔界に向かった。それぞれの世界の女王になるために……。


パブロフの大義について

パブロフの「大義」とは、世界を大多数の人々を救うためには少数の人間が犠牲になることもある、ということ。苦渋の決断ではあるが、統治をする組織の側の人間として「多少の犠牲」への罪を背負ってでも必要なことであると考えている。その為、自分は事故で死亡したことにして秘密裏にディバインゲートやレプリカ・バーストなどの自律型ドライバの研究をしていた。しかしアカネはその大義に納得がいっていない。


アーサーの希望とロキの期待する展開は?

ロキ「絶望の先にあるものは希望だと君は思っているだろう?」
アーサー「たとえ神でも希望を奪うことはできない」

――自らは、世界の平穏のためにゲートの破壊を企図したアーサーだが、仮にそれがすぐになしえないことだとしても、少年たちが絶望の末にゲートに辿りつき下す決断に世界を託すことに迷いはなかった。そしていつか「平穏な世界」が取り戻されるという「希望」は生きながらえていくのだ――、と。一方でロキは、アカネたちがどのようなリメイクをしても、人間が世界に何かを望む以上、見方を変えればそこに新たな混乱と絶望が生まれることを知っており、それを期待していた。そしてアーサーの信念の裏返しとして、少年たちへの信頼や、その結果としての希望そのものが、実は絶望の種であることを知っていた。そのような世界の王にアーサーを据え、神として世界の行く末を楽しむことこそがロキの期待するところであった。

アオトとアリトンの名前

ただ弟・アリトンを救いたかった兄・アオトは、弟の罪を背負うために「アオト」を名乗っていた。実は「アオト」は弟・アリトンの本名であった。なお、第4話でシュレディンガーが探していた「アオト」とは、弟・アリトン(本名・アオト)のこと。


意識と無意識とは?

意識と無意識とは、本人が「自分の考えや感情である」と認識しているものと、もうひとつ、人間の中に常にあって本人すら認識していない水面下の感情。これらはときに矛盾し相反する二面性となる。意識と無意識が相反するとき、人は苦しみを感じる。意識と無意識は誰にでもある。アカネにもミドリにも、そして「アオト」と「アリトン」にも……。


オズのとった行動は?

オズは、自らが期待と違ったアーサーのゲート遠征を思いとどまらせる為にドライバを捧げて北欧神を呼び出した。しかしその行為が仇となってナイツ・オブ・ラウンドやドロシーを失う結果となったことを悔やみ、自らが捧げたドライバを取り戻すことによって北欧神を撃退した。己の全を尽くして……。


サンタにとっての「アーサーがくれた新しい始まり」とは?

幼き日のサンタクローズは、天界に捨てられて天涯孤独なアーサーに「新しい始まり」を与えたとき、「世界に幸せを届ける」という、自らの生まれた運命を理解した。この世界に対し自分が何者として生きていくべきかを手に入れたことこそ、「サンタクローズにとっての彼の新しい始まり」でもあったのだった。


サンタがエビルアーサーと「つながった」とは?

サンタクローズは、アーサーが隠した心の大部分が入った王冠を探し出した。アーサーはロキの干渉を回避するために、残ったわずかな心のかけらを持って精神世界(白い空間)に閉じこもっていた。王冠を持ってきたサンタは、閉じこもっているアーサーに「アクセス」することを試みる。そしてアーサーに刺されたことで「交わり」が生まれ、精神世界にいる「元の心のアーサー」とつながったのだ。


「アルト」とは?

アーサーは、「世界のために王としての責任を背負う」ために、かつての王の名前である「アーサー」をコードネームとして背負った。そして、なぜ「アーサー王」を選んだのか、それは、「アルトリウス」という、サンタがくれたアーサーの本名があったからだった。


アリトンについて

アオトとの邂逅を経て姿を消したアリトンは最後に“僕ら”という言葉を残した。それが指し示すのは、彼自身が身を置いていたグリモア教団という組織の存在であった。

物語のラストでアリトンが跪く人物はグリモア教団の教祖・クロウリー。彼女が指揮をとり目指す【完全世界】を実現させるべく、アリトンは世界から不完全なものを排除していく。

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