クローズアップ
インタビュー郷本
海堂薫役の郷本直也くん。舞台で見せる海堂薫としての表情と違い、ご本人はさわやかな好青年という印象。舞台について、メンバーについて…気さくな関西弁で、たっぷりと語ってくれました。

——いよいよ追加公演ですね。

「やったー!」ですね(笑)
地元・大阪でこのミュージカルをやれるのは、熱いです!
僕ももう知り合い全員に声を掛けて、たくさんのお客さんに観に来てもらいたいと思ってます。


——追加公演に向けての、郷本くんの課題は?

歌の発声やダンスなど、まだまだ反省点が多くて、これからもっともっとやるべきことが多いな、と思ってます。
GW公演と追加公演との間に、一本別の舞台のお仕事がありまして…それがすごく好青年の役だったんですよ。それで、その公演中にテニプリのチラシ用の写真撮影があったんですけれど、なかなか海堂の表情に戻れなくなってしまっていて。「顔が優しくなってしまった」と言われ、苦労しました。(笑)本当に、GW公演当時は"海堂薫"に、すごく入り込んでましたから。ですから今回また気を引き締めなおして、前回観に来てくれたお客様もさらに楽しめるよう、ますますグレードアップしたいですね。


——"海堂薫"という役に入り込むのって、大変そうですよね。

とにかくみんな仲の良い稽古場だったんですが、でも僕も一緒になって、わーっと楽しくやってしまうと、まずいなあ、と…。なるべく独りになろう、と思いまして。(笑)稽古場でみんな楽しそうにしているときでも、独りで黙って筋トレしていたり、壁に向かって歌を歌ったりして、集中するようにしていました。でも、めちゃめちゃ寂しかったですよー!(笑)

——今回のインタビューで、皆さん本当によくおっしゃるのが、メンバー全員非常に仲がいいと…

ホンマに仲いいですね〜。全員が自然に仲良いんですよね。誰とでも連絡取るし、集まるって言うと、みんな来るって言うし。

——Kimeru(不二周助役)くん、青山草太くん(乾貞治役)とは、いつも朝練をされてたとか。

そうなんです。家が近所なので、やっぱりあの2人といるのが一番多かったですね。

——どこかへ遊びに行ったりもされるんですか?

遊びに行くというか、草太の家に行くのが一番多いですね。そんで、話しをしてるのがほとんど。芝居についても、「あそこあかんかったよな〜」とか(笑)
服を買いに行こう!と計画もしています。草太、オシャレBOYですからね〜(笑)

——このメンバーでこれから遊びに行きたいところなどありますか?

海!みんなで海に行ったら、絶対楽しいだろうな〜と思いますね。めっちゃ遊べるでしょ。このメンバーだとホント、どこ行っても楽しいんですよ。

——郷本くんは、いつ頃からこのお仕事を始められたんですか?

舞台のお仕事を始めたのは、19歳からなんです。高校1年生の時に事務所に入ったんですけど、そのときはまだ学校のほうが楽しくて。バンドやったり、学級委員やったりで、劇団の方はそっちのけになってしまってたんです。
でも、いざ進路を決める時になって、「このままじゃダメだ!」と思って。真剣に芝居に取り組もうと思ったのは、その頃からですね。そこからはもう、舞台、舞台!で。


——初舞台は?


劇団員と研究生、合同の発表会のような舞台だったんですけど、とにかくもう夢中というか、必死でしたね。そのときは10日間くらいで、脚本のセリフを全部覚えてしまったんです。僕自身のセリフは5行くらいしかなかったんですけど(笑)毎日、稽古場でみんなの稽古を見てるじゃないですか。すごく楽しかったんでしょうね。見てるだけで、知らない間に覚えてましたね。

——今、舞台以外で何か興味のあることってありますか?

ほんっと舞台オンリーなんですよね(笑)
でもこれからやってみたいのは、サーフィン。地元の友達がみんなハマってて、僕だけやったことがないんですよ〜。


——漫画は読まれる方ですか?

しばらくは全く読まなくなってたんですが、「テニスの王子様」が決まってからはまた好きになって、最近よく読むようになりましたね。「ダイの大冒険」というまんががあるんですけど、コンビニの廉価版のコミックスが出ていて、それを集めるのをすごく楽しみにしてたんです。でもこの間、最終章が終わっちゃったんですよ。だから、んも〜、それがね。もう次ないんや…と思うと、もう!!(笑)

——これからこんな役者さんになりたい、というのはありますか?どんな舞台に立ってみたい?

うーん、目指してる役者さんというのはいないんですよ、特に。
今は…常に舞台に立っていたいというか、常に新しい発見をしていきたい。とどまることなく、ですね。
どんな舞台でも、常に発見できることがあるんですよね。今まで演じたことのない役だったり、初めて共演するメンバーだったり、一個一個がホント、素敵なことやから…どんな舞台に立ちたいかと言うよりも、これからもずっとお芝居に携わっていきたい。そうしたら、自分も素敵な人間になれるだろうなって。


——どんな役者さんに、というよりも、素敵な人になりたい、と。

…なんて思っている、今日この頃です(笑)


——それでは最後に、このHPを見ている方にひとこと!


これからもみなさんに、「テニスの王子様」を愛していただきたいですね。
僕も今まで、「テニスの王子様」を知らなかったんですが、これをやって、すごく面白い作品なんだ、ということが分かりましたので。「テニスの王子様」を知らない人にも楽しめる作品になってると思いますんで、是非、たくさんの人に観に来て頂きたいです!
そして今回、いよいよ地元・大阪公演です。大阪公演はチケットもまだあるそうですので、関西方面の皆さん、どうぞよろしくお願いします!
 © 許斐剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト © 許斐剛/集英社・マーベラス音楽出版・ネルケプランニング
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