クローズアップ
インタビュー荒木宏文編
荒木宏文 ——それでは、自己紹介からお願いします。

乾貞治役を演じる事になりました、荒木宏文21才、関西人です!よろしくお願いします。
僕は関西でミュージカル劇団に入ってたんですけど、たくさんオーディションのある東京に出ようと思って、引越しの準備をしている時、ちょうどこのオーディションがあり、引越しと同時にお仕事をもらったので、すごくタイミングが良かったです。
東京に出てきたのと同時に、今まで長かった髪の毛もバッサリ切りまして。こんなに短くなったのは初めてなんですよ。


——テニプリの原作・アニメは知ってましたか?


『週刊少年ジャンプ』が好きなので、毎週読んでました。というか、もともと好きでした!『NARUTO』と『テニプリ』は同じ時期に連載が始まったんですけど、両方ともずっとコミックスを集めてました。
僕が高校生の頃に連載が始まったんですけど、その頃は外で遊ぶのが好きだったんで、土日とか、友達とテニスコートを借りて、ちょっと振ってみようぜ〜なんて…(笑)中学の頃から野球部だったんで、打っても相手コートには見事に入らないんですけど、それでもがむしゃらに遊んだりしてました。けっこう影響受けやすいタイプでしたね。高校生にもなってテニプリごっこをしていたとは…(笑)でも、楽しかったですね。


——ミュージカル『テニスの王子様』は観ましたか?

観ました!僕は、舞台はすごく好きなんです。出るのも好きだし、観るのも好きだし。
ミュージカル『テニスの王子様』は、原作があるじゃないですか、だからキャラクターが決まっていてそれを演じる舞台って、どういう風になるんだろう…って、すごく興味がありました。
実際に観てみて、テニスボールの表現の仕方がすごく面白いなって思ったし、何より、ここまでキャラクターにハマれるんだな!っていうのが衝撃的でした。とにかく、驚いた!(笑)
自分がこれまで観ていたり立ったりしていた舞台とは全然違ったので、観た時は出ている人が羨ましかったです。
ミュージカルは、ストーリーの組み立てとか、やっぱり原作と少し違ってたりするんですけど、見事にひとつの物語になってるんですよね。スゴイですよね!


——この役に決まった時は、どんな心境でしたか?

テンパリましたね(笑)原作が好きでキャラクターは知っていたから助かりましたけど、歌も踊りも間違えたし、正直、受かる自信はありませんでした。
しかも、乾で受かるとは思ってなかった。だってその頃の僕は、長髪でしたから…まず驚きましたね。「え!?俺でいいの!?」って。
本当にびっくりです。だって、地元の友達とテニプリごっこをしていたのに、ですよ!?(笑)完成された舞台でそれを本当に演じられるんですから!



——乾と荒木くんに、共通点はありますか?

俺は目が良いし、頭もそんなに良くないし(笑)…って思うと、もう極端に違うんですけど、調べてるうちに乾と同じだと分かったのは、星座!乾も俺も、同じふたご座なんですよ。それから、好みのタイプ。"年上で落ち着いた人"っていう…俺も年上の人って憧れますね(笑)
何より似ていたのは、好きなことに取り組む時の、勉強する姿勢ですね。もっと知りたいなっていう事に対して、夢中になるところは同じだなって。 
荒木宏文


——オーディションを受ける前は、乾の事をどんな風に思ってましたか?


あのですね!頭良いなっていうのと、あと、大人しいけど毒舌!(笑)すごく真面目だし、人と信頼関係を持って話せるんだけど、隠せない分毒舌になったりするキャラクターじゃないですか。だから乾の発言ってさりげなく面白かったりするんですよ。
河村と亜久津の喫茶店のシーンで、テニスと関係ないのに「データが取れる」とか言ってるじゃないですか。ああいう乾も好きですねえ(笑)乾の発言って、とにかく面白いんです。コミックスを読んでると、活字の横に手書きで"なんちって"とか小さく書いてあったりするのも、面白くて好きです(笑)乾って、こういう事も言うんだ〜って。
ミュージカルになっている所までは、ずっと補欠でまだテニスでは目立ってないんですけど、存在感がありますよね。陰でチームを支えるっていうのは、辛いことだと思うのに、偉いなって。青学(せいがく)にとって必要なメンバーなんだなって感じますね。

——歌、ダンス、芝居、その中で得意なのは?

うーん、消去法で残るんですけど、芝居になりますね。歌とダンスはまだ経験が浅くて、自信がないんです。

——テニスのフォームがきれいだと伺ってますが、もしかして"テニプリごっこ"のおかげだったとか…?(笑)

まあ、他のメンバーより3倍の2.25倍くらい練習してたおかげですかね(笑)

——青学(せいがく)メンバーの印象は?

まだ本稽古も始まってなくて(※クローズアップ収録時)役にハマッた時にしっかり出来るためにレッスンをしているという段階なので、今はまだまだ青学(せいがく)メンバーにはなりきれてないという感じなんですが…これから短い期間ですけど、その間にそれぞれの役になりきる事は可能なメンバーだなって感じてます。
みんな一生懸命だし、楽しくやろうと努力してるし、コミュニケーションも取れてるし。日に日に青学(せいがく)メンバーらしくなっていってると思います!


——それでは最後に、HPを見ている方にひとこと!


これまでのミュージカルを観ていた方にも「ちゃんと引き継いでるじゃん!」と思ってもらいたいし、もちろんこれから観ようと思っている方にも、どちらにも満足してもらえるような作品にするために、みんな頑張っています!期待して待ってて下さい!
 © 許斐剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト © 許斐剛/集英社・マーベラス音楽出版・ネルケプランニング
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