KORG DS-10 DS-10講座

5.メロディラインを効果音に変えてみる

メロディライン(SYN1)を思い切って効果音のようなサウンドにしてみましょう。 ベースラインとドラム・マシーンは変わらず、メロディ部分のみが大きく変わるため、ソングの展開などに効果的に挿入できるパターンとなります。

シンセ・エディットで基本的な音色を作る

SYN1 EDIT

シンセ・エディット画面

シンセ・エディットの機能は次の通りです。

(1)VCO(ボルテージ・コントロールド・オシレーター)
音(波形)を発生させる装置。セットされたかたち(三角波など)の基本波形を発生させます。
(2)VCF(ボルテージ・コントロール・フィルター)
音に含まれる成分のうち、ある周波数を基準として、それより高い周波数や低い周波数、もしくは高低同時にカットするフィルター装置です。
(3)VCA(ボルテージ・コントロール・アンプ)
音量や音の歪みを調整する装置です。LEVELというつまみでつくった音の音量(最大レベル)を調整し、DRIVEというつまみで音の歪み具合を調整します。
(4) EG(エンベロープ・ジェネレーター)
音の時間的変化を調整する装置。「ATTACK」「DECAY」「SUSTAIN」「RELEASE」という4つのパラメータを調整して、全体的な音色を決定します。

SYN1を効果音のようなサウンドにする

SYN1 EDIT

SYN1 EDIT画面

シンセサイザー1(SYN1)の音色は、VCO1と2ともにノイズにセット。ほかのパラメータも図のようにセットして、「シュー」という風を切るような音色にします。


SYN1 PATCH

SYN1 PATCH画面

パッチ・パネル(SYN1 PATCH)で、MGの三角波をCUTOFF INに接続し、つまみを1時程度にセットします。 また、MGはBPMにセットしてテンポを同期させます。 さらに、MGのFREQを図のように左いっぱい近くにセットすることで、「シュー」という音が長いスパンで緩やかに変化するようにしてみましょう。

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