せかいのえほん：作品紹介

はだかの王様（前編・後編）　PCBX-10738

作：ジョン・ロウ
(1947年生まれ/イギリス)

王様は新しい服が大好き。ある日ペテン師がやってきて「私たちはすばらしい服を作ることができます。しかもその服はおろか者には見えません」といいました。服はできあがりましたが王様にはなにも見えません。とくいになって町を行進しまし、家来たちも町の人もみんな服をほめたたえます。けれど、一人の子どもが王様を見て…。

人魚ひめ　PCBX-10739

作：リスベート・ツヴェルガー
(1954年生まれ/オーストリア)

人魚姫は15歳の誕生日に、嵐でしずむ船から王子を助けます。王子に恋をした人魚姫は、美しい澄んだ声と引きかえに、魔女に魚の尾を人の足に変えてもらいました。王子のそばで幸せな日々をすごす人魚姫。けれど、王子はとなりの国のお姫様との結婚を決め・・・。

ながぐつをはいたねこ　PCBX-10739
Concerts of the Insects

スタシス・エイドリゲビシウス
(1949年生まれ/リトアニア)

粉屋の一番下のむすこは、一ぴきの年とったねこを遺産わけでもらいました。そのねこは、しゃべることができて、上等な、ながぐつを一足、粉屋のむすこにねだりました。世界でよく知られ、大人までたのしめる絵本。

こねこのピッチ（前編・後編）　PCBX-10740

ハンス・フィッシャー
（1909年生まれ/スイス）

軽やかなペンタッチが印象的なそして、ちょっと懐かしい感じのするそんな作品。こねこのぴっちは、猫でいたくない「ないものねだり」の猫です。毛糸玉でじゃれて遊ぶより２本足で歩くおんどりになりたい、角のあるやぎになりたい・・・。好奇心が強くて、あひるについていったらおぼれかけたり、うさぎについていったら、夜中にリゼットおばあさんが恋しくなったり。。。みんなに看病をしてもらって自分の居場所ここ！と再確認して幸せを実感したりとぴっちの心は猫の目のようにくるくると変わります。隣の芝は青く見えるのは、猫も人間も同じ。自分のいる今の場所が幸せか考えさせられる作品です。