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トップバッターは白いシャツでスタジオ入りした手塚国光役の渡辺さん。フィット感のあるスタイルが好きということで、撮影時には黒のプリントTシャツに黒系のジーンズと、タイト&シンプルコーデで スタンバイ。
「今日の撮影も楽しみでしょうがなかったんです」 と臨んだカメラの前。「気持ちがい〜い朝とか思い浮かべて」というカメラマンさんのアドバイスとなごやかな空気の中、笑い声のあふれる撮影となりました。
キャラクター撮影では“歴代キャストの中でも特に手塚っぽい!”というスタッフさんの感想にかなり自信をもらったという渡辺さん。今は中学生離れした手塚の存在感溢れるキャラクターをつかむことに集中しているところ。
「手塚は左利きなので、自分もご飯を食べたり字を書くときになるべく左手を使うようにして、ラケットもうまく扱えるよう練習してます。あとは…あんまり笑わないように、とか。なにしろ普段の僕はクールな手塚とは正反対の性格なので(笑)」
名誉ある4代目青学(せいがく)部長となった責任感も自然に芽生えて来た。 「渡辺大輔としても手塚国光としても青学(せいがく)をまとめて…年齢も青学(せいがく)メンバーの中では最年長なので、できるだけみんなを引っ張っていけるようになりたいな、と思ってます。みんなで力を合わせ、稽古の努力を本番につなげて最高のステージにしたいんです」
取材後、稽古スケジュール以外にもどんな自主練習ができそうか、スタッフさんと話し合う姿も見られました。青学(せいがく)の新リーダー、頼りにしてます!
大石秀一郎役☆豊田裕也
「いつもとちょっと違う雰囲気でコーディネートしてきました」
というのは、大石秀一郎役の豊田さん。白いシャツに黒いベストを重ね、細身のタイとバッチで全体を引き締めています。
「テーマはキレイめで(笑)。撮影はそんなに緊張しないで出来たと思いますけど、いい顔は…まあ、3枚くらいはあるかな(笑)」
どちらかというと物静かな印象の豊田さんですが、大石との共通点はありますか?
「仲間を大切にする気持ち、ですかね。僕の中の大石は、みんなをまとめたりみんなのことを思ったりする“世話係”みたいなイメージ。キャラクター撮影では髪の毛をガチガチに固めて“舞台のメイクってすごいんだなぁ”って思いましたけど…まだまだですね。稽古を通してもっと大石らしくしていきたいです! 青学(せいがく)メンバーはみんなそれぞれのキャラクターにぴったりで、見てると“テニミュだなぁ、すごいなぁ”思います」
ダンス、歌、芝居すべてが新しい挑戦という豊田さんの一番の目標は「一致団結してミスをなくしたい」だそう。
「ホームページを見ているみなさん、劇場に足を運んでくださるみなさん、本当にありがとうございます。比嘉はかなり凶暴…じゃないや(笑)、強敵ですが絶対負けたくないです。僕も今から本番が楽しみだし、思い切り頑張って、観て絶対損のない舞台にします!」
この芯の強さ、やはり大石副部長ならでは、かも。
不二周助役の古川さんがチョイスしたのは白いシャツ&ジーンズ。小振りなペンダントとゴツめのウォッチでアクセントをつけたシンプルなスタイルです。 「今日は白かな、って。その日の気分でガラっと違うファッションをしたくなることもありますけど、最近は細身のシルエットが好き。これは勝手なイメージなんですけど、不二周助もたぶん細身のキレイな格好が好きだろう、と。そこは自分と似てるなって思いながら選びました」
役者として舞台をやっていきたい、と決意していた古川さんにとって不二役は大きな第一歩。「やっとスタートラインに立てた」とさらに気持ちは引き締まっていく。 「初めてテニミュを観たときは鳥肌が立つほど感動して、自分も出たい!って思いました。今はもうがむしゃらにやるしかないですね。天才・不二周助になりきって…自分なりに役を研究して、みんなと一緒に最高の舞台にしたいです」
キャラクター撮影で自分のメイク姿を見たときは? 「思わず周りに“大丈夫ですか?”って聞いちゃいました(笑)。メイクが出来上がっていく様子はもう驚きでただただボーッと見てしまったんですけど、すごく変わったからビックリ。でも表情の作り方とか、もっともっと不二になりきりたいって思います」
稽古は自分への挑戦。ゼロの状態からどこまで伸ばすことができるのか、大好きなダンスのレベルもさらに上げていきたいという古川さん。自分との闘いのスタートです。
菊丸英二役の浜尾さんは、少し緊張しつつもカメラの前へ。 「撮影はまだ慣れてないので…でも、カメラマンさんのアドバイス通りに顔の向きや肘の角度なんかを少し変えるだけで表情も全然違ってきて、すごく参考になりました」
白のジャケットは今一番のお気に入り。インナーのボーダーのアクセントも効果的。 「昨日は菊丸のことも考えてみたりしながら、部屋中にバァ〜っと洋服を広げてかなり悩みました(笑)。んー、普段もこういう格好が多いですね」
そう答えてくれた笑顔が健康的に灼けているのは、現役のテニスプレーヤーだから。浜尾さん、実力はかなりのモノ。大きな大会で数々の実績を残している強者なのです。 「テニスには自信あるので、みんなにアドバイスできることも多いと思います。舞台の経験はないんですけど——歌もダンスも芝居も自分がやりたかったことなので、これから稽古で知らないことをひとつひとつ憶えていくのが本当に楽しみ!」
以前から『テニスの王子様』は大好きで、コミックもずっと読んでいたそう。 「菊丸は誰よりも明るくて元気なので、僕も他のキャストに負けずに元気に明るく頑張っていきたいですね。これから始まるすべてにワクワクしてます」
ミュージカル『テニスの王子様』の舞台を観たときは、その迫力満載のステージに圧倒されたという浜尾さん。今度は自身が元気印の菊丸英二として舞台上を駆け回ります!
河村隆役の小笠原さんのコーディネートは、Tシャツに黒のパーカー&ジーンズというシンプルなスタイル。テーマは「タイトに、セクシーに」。
「いつも“モノじゃなく自分自身で勝負したい”と思っているので。セクシーは、そういう雰囲気も自然に出せるような男性になっていきたいっていう自分の目標ですね」 さりげなくつけたクロスはもう2年以上愛用中。つけなかった日は1日もないとか。
「クロスもブレスレットもですけど、ずっとつけてると愛情が湧いて…願掛けじゃないけどお守りっぽい気持ちではずせなくなっちゃって。もともと物を捨てられない人なんですよ。まぁ、ロハスってことで(笑)」 タカさん役に決まってからは、地元のお寿司屋さんに行ったときも気づけばタカさん目線で職人さんの心意気などを観察。舞台を観に行けば、そこに立っている役者の芝居に向かう気持ちや演出などにもさらに興味が出てきたそう。
「確実に自分の意識が変わって来てますね。4代目青学(せいがく)メンバーの印象は、力強さを感じるスポーツマン集団。その中で、役からも決して離れることなく自分からも遠からず——という、僕オリジナルのタカさんを演じたいです」 ちなみに「タカさんメイクは意外に似合っていて安心しました」とのこと。自分のバーニングな表情を見て「そういえば空手のときはいつもこんな顔してるよなぁ」とも。小笠原さん、2歳からやっているという空手家精神で熱いステージを目指します!
続いて登場の牧田さんは桃城武役。赤×黒のネルシャツが笑顔に映えています。スパイダーモチーフと薔薇を合わせたペンダントも個性的。 「これ、自分でパーツを選んで作ったお気に入りです。洋服はシンプルだけど印象に残るスタイルが好きで、基本はアメカジかな。今日はキレイな色が着たかったし、桃城の元気なイメージも意識してコーディネートしました」
キャラクター撮影では、自分はオーディションを通って今ここにいるんだという気持ちと、青学(せいがく)メンバーが努力を重ねてレギュラーの座を掴みあのポロシャツを手にする喜びとが自然と重なり、ユニフォームに袖を通したときは本当にうれしかったそう。そして今日はさらにテンションアップ。自然な表情でカメラの前に立ち、撮影はとてもスムーズに。 「今、髪型も徐々に桃城に近づけていこうと思ってるんです。青学(せいがく)のみんなとも早く仲良くなりたい。一緒にひとつの作品を創り上げるのが待ち遠しいです」
取材後、おやつコーナーにあったビスケットを見つけて「これ大好き! 知ってますか? ちょっとだけ電子レンジであっためて食べるとさらにおいしいんですよ〜」と、豆知識を披露するお茶目な一面も。 「桃城は本当に男らしくてサッパリしてて、男の中の男って感じで尊敬しますね。これから桃城を演じていくことで、そういう男っぷりを自分の中にも取り入れていきたいなぁ」
身も心も桃城に。最初の目標は「テニスフォームを完璧にする」だそうです。