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流々通信 6号

アドベンチャーで2画面、情報の整理が大変かと思える面もありますが、
本作では、システム的に2画面ならではのアドベンチャーになっています。
上は精神世界を下は現実世界をということで、2つの情報のなかから、真実を追い求めていく、
アドベンチャーゲームとなっています。
カラー(現実)とモノクロ(精神)の画面の対比も美しく、実に理知的な輝きを放っています。
と同時に、感情的なところが、上田さんらしくて自分は好きです。
でも、エンターテイメントですから、お遊びの要素も詰まっています。
学園だけじゃなく、街もあります、さらにQRカードとメールシステムは、男女共に用意されています。
でも人と仲良くなるからこそ、自分のΣの力がなんのためにあるのか、
自分自身に問いかけるものになります。
遊びも本編も、感情で繋がった、大きな仕掛けこそが、本当の楽しみだと思います。

エグゼクティブプロデューサー水谷英之