WORK 事業部インタビュー

自分たちの作ったものを愛し、愛して頂けるゲーム制作を目指して

Marvelous Global Games Studio
スタジオ長
佃 健一郎

Q1.Marvelous Global Games Studio(以下「MGGS」)の現在の状況について教えてください。

「プレイヤー満足度が高いものを作る」「ユニークなものを作る」という軸は変わっていません。
『牧場物語』のような育成ゲーム・アクション・RPGに注力していますが、「プレイヤーの満足度が高くユニークなもの」であれば、ジャンルを問わず取り扱っていきたいと考えています。
また、先日のMARVELOUS GAME SHOWCASE 2023で発表しましたが、内製開発を強化し、多くの作品を開発中です。

内製開発力を強化するため、新卒を中心に積極的に採用を行ってきました。
マーベラスを選んで入社し、マーベラスで育ったゲーム開発者が増えてきていることは良い傾向だと思っています。

マーベラスの開発スタジオは横との連携を大切にしています。
通常開発ラインというと、開発しているプロジェクト数を指すのですが、当スタジオでは「部」にあたる組織階層を「Line」と呼んでいて、その「Line」の中に複数の開発プロジェクトが動いています。
この組織体系はLine長、部長たちからの発案で、縦割りになることを避け、スタジオの中で自由に連携を取りながら風通しよく開発を進めること、そして人を育てることを目指して取り入れました。
今後もこれらを継続していきたいと思っています。

中途で入社した方もディレクターとして活躍していますし、新卒からリーダーに育って、開発の中核を担う人も増えてきました。
みんなが自由に意見を出す組織なのでリーダーは結構大変ですが、マーベラスはまだまだ中小企業なので任される範囲も大きく、多くの経験が積めます。
「自分はこうなりたい」という希望がある人にとってはチャンスがあると思っています。

Q2.現在取り組んでいることは?

ゲーム開発が以前に比べ、大型化・長期化していて、一人のゲーム開発者が一生で関われるプロジェクトの数が少なくなってきました。
そのような中、より多くの経験を積んでもらうためには、チャンスを作っていかなければいけない。そのためにやろうとしているのは小さなチームでのプロジェクトです。
予算は少なくてもボトムアップで企画して作るという経験がゲーム開発者を成長させると考えています。
一例になりますが、昨年発売したDEADCRAFTでは、リーダー初経験のスタッフも多く、若手中心のプロジェクトで、開発から販売までを経験したことで、さらに良いスタッフに育ってくれたと思っています。
また、マーベラスは副業OKなので、マンガや小説を書いたり、社外で経験を積もうとしている社員がたくさんいます。
そういう活動をしている社員に発表の場を用意して、それが世の中で認められたら社員にとっても大きなチャンスにつながります。

ほかには、定年を迎える開発者が近い将来出てきます。
そういう方々の経験を活かして長く働いていただける環境づくりをする予定です。
現場のみんなが働きやすい制度を作ること、長く働ける環境を作ることは常に考えています。

Q3.求める人物像は?

「乱暴な考え方をしない人」と仕事をしたいと考えています。
他社のゲームをみて、それをそのまま解答にしてしまうような乱暴な考え方では、良いゲームは作れません。良いものと良いものを何も考えずにそのまま足しても、出来上がるのは良くないことが多々あります。

また、「自分の仕事に対してプライドを持てる人」です。
ひとりひとりが自分の作ったものに誇りをもってお客さんに届けていく。
去年より、今より、来年が少しでも良くなるように考えて実行する。
アーティストでも、プログラマーでも、プランナーでも、今あるものを少しでも良くするには、一人でも多くのお客さんに届けるにはどうすればよいかを考えるということが大切です。
自分の仕事にプライドと自信が持てるということは、良い仕事をしているからだと思います。
会社はそういう人たちが集まって、考え、実行している組織であるべきだと思います。
そのために、密度の高い組織にして、どこを切ってもそういう考えの人たちが働いている会社にしていきたいです。