Introduction

時は19世紀末、大英帝国最盛期(パクス・ブリタニカ)のロンドン――。

古くから根付く完全階級制度により、上流階級の人間達に支配されている「大英帝国」。
生まれ落ちた時から一生涯の身分が決まるこの社会制度は、
必然的に人間同士の差別を生んだ。
そんな中、階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとする青年がいた。

これはジェームズ・モリアーティ、
或いはシャーロック・ホームズの(かたき)の話――。

Story

第一楽章「ロンドンの騎士」

犯罪卿とは何者か?英雄、悪党、義賊、犯罪者 ── 巷で噂が広がる一方で、
人々の平等のために戦うホワイトリー議員(川原一馬)が注目を集めていた。
ウィリアム(鈴木勝吾)は同じ志を持つ者として、その覚悟を確かめるべく、
貴族院を窮地に追い込む“証拠”をホワイトリーに託す。
脅迫王・ミルヴァートン(藤田玲)の策略が迫る中、
“証拠”という力を得たホワイトリーが選ぶ行動とは…!?

第二楽章「四つの署名」

「僕達、結婚するんだ。」
ジョン(鎌苅健太)が突然連れてきた婚約者・メアリー(山内優花)は、
不可解な“謎”を抱えていた。
幼き日の父の失踪、毎年1粒ずつ届く真珠の贈り物、
そして新たに、会談を求める差出人不明の手紙が──。
メアリーに対する違和感を拭い切れぬまま、
彼女の“謎”に足を踏み入れるシャーロック(平野良)だが…!?

そして事件は、第三楽章「犯人は二人」へ

犯罪卿(ウィリアム)名探偵(シャーロック)、そして脅迫王(ミルヴァートン)
舞台の上で踊らされるのは誰だ──。

これまでの公演

2019年5月
ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.1

公式サイトはこちら
ミュージカル『憂国のモリアーティ』(初演)

2020年7~8月
ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2 -大英帝国の醜聞-

公式サイトはこちら
ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2 -大英帝国の醜聞-

2021年8月
ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.3 -ホワイトチャペルの亡霊-

公式サイトはこちら
ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.3 -ホワイトチャペルの亡霊-