COMMENT

  • スーパーバイザー:
    鷲尾 天(東映アニメーション)

    ―― 舞台を観劇しての感想をお聞かせください。

    キャストの皆さん、スタッフの皆さん、そして脚本・演出のほさかさんが積み上げてきた意志、情熱のすべてが大きなエネルギーとなって舞台から放たれたのを肌で感じ取りました。
    そして観客の皆様の強烈な熱気、歓声、大きな拍手がそれに対する答えだったと思います!
    この情熱がもっともっと多くの皆様に伝わることを祈っています。
    いやあ、舞台って本当に素晴らしいですね!

    ―― これからご覧になられるお客様へメッセージをお願いします。

    本公演は私の想像をはるかに超える素晴らしいステージになっていました。
    本当にキャストの皆様、スタッフの皆様、そしてほさかさんには頭が下がります。
    「男の子でプリキュア」という無理難題に頭を抱えた方も多かったと思いますが、すべてを乗り越えて感動的な舞台に仕上げた皆様に心より感謝いたします。
    そしてこの完成度の高い公演にぜひ足をお運びください!決して後悔はさせません!

  • 脚本・演出:ほさかよう

    ―― 約1か月の稽古が終了し、開幕しました。現在のお気持ちをお聞かせください。

    ぼくプリ、無事に開幕することができました。正直、幕が上がるその瞬間まで「プリキュアの世界観を本当に舞台上で表現できているのだろうか」と一抹の不安がありました。
    ですから、最初の変身シーンで客席から自然と拍手が起こるのを見たと時は自然と涙が出ました。
    「この作品は見て元気になってくれる人達がきっといる」
    それを信じて、最後まで走りきろうと思います。

    ―― 本作の内容での見どころや、キャスト・スタッフワークの中で注目してもらいたいポイントをお聞かせください。

    プリキュアへの変身シーンや戦闘シーンはキャスト、スタッフ陣と共に苦心して作り上げたものなので是非とも注目して頂きたいのですが…実は日常のダンスシーンこそが一番のお気に入りだったりします。
    生身の彼等が踊るダンスは百の台詞よりも遥かに雄弁で、役として(あるいは役者として)の彼等が何を大事にし、何に悩んでいるのか。どんな夢を見て、どんな自分になりたいと思っているのか…その全てが込められていると感じるからです。

    ―― これからご覧になられるお客様へメッセージをお願いします。

    プリキュアの舞台版、しかも全員男子…それだけ聞くとご不安に思われる方もいるかもしれません。
    ですが声を大にして言っておきます。
    「安心してください。『プリキュア』です」と。
    座組一同と話し合い、トライ&エラーを繰り返しながら作り上げたこの作品には、僕自身が子供の頃に見たプリキュアの持つ優しい哲学が息づいていると信じています。
    どうかご期待下さい。応えますので。

  • キュアトップ / 星河 楽 役:田村升吾

    キュアトップ 田村升吾

    ―― 本番を目前に控えた今の意気込みをお聞かせください。

    諦めなければ出来ないことなんかない。そんな事に気づかされる稽古期間でした。
    彼等がプリキュアとなる運命、そして男子高校生の青春を、皆様と一緒に共有して共鳴させて行きたいです。

    ―― ご自身が演じられるキャラクターのおすすめポイントや、注目してもらいたいポイントをお聞かせください。

    善や悪を超えた正義がある子だなと。どんなに苦しくても大変でも、彼となら乗り越えられる、彼を見ていたくなる、そんな輝きをもっているのかなと思います。

    ―― 公演を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。

    プリキュアとしても、男子高校ダンス部としても、笑いあり涙ありの物語になっています。勧善懲悪ではないプリキュア達の戦いを、アツい青春を是非楽しみにしていて下さい。

  • キュアロック / 夏目颯斗 役:滝澤 諒

    キュアロック 滝澤 諒

    ―― 本番を目前に控えた今の意気込みをお聞かせください。

    プリキュアシリーズ初の舞台化ということで、稽古前はプレッシャーを感じることがあったのですが、今では早くお客様に見て欲しい!という自信に満ち溢れています。この作品にしか出せないパワーをお届けしたくてうずうずしています。

    ―― ご自身が演じられるキャラクターのおすすめポイントや、注目してもらいたいポイントをお聞かせください。

    颯斗の注目ポイントはロックダンスです。今回、僕はロックダンスに初挑戦するのですが、ステラダンサーのみんなと毎日鏡の前で練習してきました!
    激しい動きの中での一瞬の静止。情熱のロックを楽しんで欲しいなと思います。

    ―― 公演を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。

    プリキュアシリーズが繋いできた"仲間を想う心"、"決して諦めない気持ち"を男子プリキュアもしっかりと受け継ぎました。変身シーンも本当に魅力的です。この作品、このカンパニーから放たれる光の輝きを是非浴びに来てください!お待ちしております!

  • キュアソウル / 月宮爽々奈 役:森田桐矢

    キュアソウル 森田桐矢

    ―― 本番を目前に控えた今の意気込みをお聞かせください。

    1ヶ月以上の稽古を経て、この作品をより良いものにするべく座組の皆が一丸となって頑張ってきました。この作品を劇場で皆様にお届けできる事が今はとても嬉しく、待ち遠しいです。

    ―― ご自身が演じられるキャラクターのおすすめポイントや、注目してもらいたいポイントをお聞かせください。

    爽々奈はダンス部の部長として皆に見せる顔と、晃雅にだけ見せる顔など色んな顔を持っているので、それぞれの関係性と合わせて見て頂けたら嬉しいです。

    ―― 公演を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。

    プリキュア初のオール男子による舞台化。きっと皆様の心に刺さる素敵な言葉が散りばめられた作品になっています。是非劇場でも配信でもご覧下さい。

  • キュアカグラ / 天弦晃雅 役:寺坂頼我

    キュアカグラ 寺坂頼我

    ―― 本番を目前に控えた今の意気込みをお聞かせください。

    絶対に楽しいものを届けられる!!そんな確信が、皆で励んできたこれまでの時間から湧いてきます。それを有言実行できるようにこのチームの一人として表現するのみだと思っています。プリキュアの周年に、皆さんのご期待に添えるよう取り組みます!

    ―― ご自身が演じられるキャラクターのおすすめポイントや、注目してもらいたいポイントをお聞かせください。

    晃雅の素敵な部分たっくさんあるので、全部!!おすすめですっ!
    っていいたいところですが、特に、和の要素があるプリキュアだからこその見た目や振る舞い、技、キャラクター性を楽しみにしていただきたいです!

    ―― 公演を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。

    今だからこそ届けられる舞台作品で、「プリキュア」です。僕らが伝える全てをぜひ受け取ってください!!僕たちも皆さんと分かち合えることを物凄く楽しみにしていますっ!劇場、配信でお待ちしています!

  • キュアブレイク / 黒瀬舞人 役:小

    キュアブレイク 小辻 庵

    ―― 本番を目前に控えた今の意気込みをお聞かせください。

    楽しみで仕方がないです。最初の稽古段階では、どうなるんだろう、と想像がつかないまま稽古が始まったのですが、今は皆さんにこの「ぼくプリ」を観ていただけるという嬉しさや楽しみがあります。初めてのプリキュアの舞台化、最高の作品をお届けできるように全力で頑張ります!

    ―― ご自身が演じられるキャラクターのおすすめポイントや、注目してもらいたいポイントをお聞かせください。

    黒瀬舞人くんは、最初の方は少し冷たい感じのキャラなのですが、途中から少しずつ過去や思いが明かされていくので、その心の変化を観て楽しんで欲しいなと思います。
    そして負けず嫌いで、ずっとブレイクダンスの練習をしている真面目さだったり、少しツンデレなところも最高に可愛いしかっこいいと思います。

    ―― 公演を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。

    改めて、すごくすごく僕自身楽しみで仕方がないです!素敵な作品をお届けできると思ってます!この「ぼくプリ」を見て皆さんが元気なれるように、キュアブレイク/黒瀬舞人として精一杯頑張ります。よろしくお願いします。

INTERVIEW

スーパーバイザー 鷲尾 天 × 脚本・
演出 ほさかよう

スーパーバイザー 鷲尾天 × 脚本・演出 ほさかよう

『Dancing☆Starプリキュア』The Stage
鷲尾天(スーパーバイザー)×ほさかよう(脚本・演出)対談インタビュー

―― 男性キャストによる「プリキュア」初の舞台公演。企画をお聞きした時のお気持ちをお聞かせください。

鷲尾実は私が言い出しっぺなんです。プリキュアシリーズの20周年に色々やりたいねと話している中で、プリキュアを見てきた人たちが集まれるような場所を作りたいという思いから始まりました。昔を思い出して「プリキュアって楽しかったな」と思える場所がリアルな舞台だったら面白いのではないかと考えたのですが、最初は周りの人に話してもリアクションが薄かったんです。ですが意見を聞く中で2.5次元舞台を観に行くことがあると耳にして、「じゃあ、若手俳優さんたちで男子プリキュアがメインの舞台をやったとしたら?」と尋ねたら、目の色が変わりました。それで可能性を感じて色々な方にご相談させていただき、実現に至った次第です。企画を聞いて驚いたというより、驚かせる側にいました(笑)。

ほさか僕は驚いた側です(笑)。子供の頃からアニメが大好きだったので、プリキュアの初代も見ておりました。そのプリキュアを男性キャストで舞台化すると聞いた時は大変面白そうだなと思うと同時に、「誰が言い出したのだろう?」と気になって。プリキュアを作られている方々はこの企画をどのように感じるのだろう……と思ったら、その方からのご発案なの!? と二度驚きました。

鷲尾(笑)

ほさかですがそれを知って安心したところもあります。プリキュアが「固定観念を壊す」というテーマで始まっているということも伺ったので、今回の舞台でも成し遂げねばならないことの重圧を感じつつ。鷲尾さんを始めとするプリキュアを作り上げてきた方々同様に、愛情を持って作っていかねばと思っております。

―― 『Dancing☆Starプリキュア』The Stageのテーマは「ダンス&バトル」。ダンスに情熱をかける男子高校生たちがプリキュアとなり、困難に立ち向かっていきます。

鷲尾舞台プロデューサーの方々から幾つか設定や要素をご提案いただき、相談しながら今回のテーマが決定しました。舞台のことは私には分からないので、全部お任せしますとお伝えしています。一点だけ、登場する彼らが日常の生活を大事にして一生懸命生きているからこそ、変身して戦うファンタジーのパートにジャンプアップするシーンは意図して欲しいとお願いはしましたね。特に初期のシリーズは主人公たちがふつうに生活している中でファンタジーの状況が舞い込んでくる始まり方だったので、そんなイメージが今回の舞台にもあるといいのではないかなと。

ほさか彼らはダンス部なので、日常の中にダンスがある子たちなんです。上達していく過程やチームとして息を合わせていくところなど、必然的に部活の日々も描くことになるだろうと思います。ただ難しいのが、戦いをダンスで表現すること。アクションの最中に歌や踊りを挟むわけではなく、ダンスそのものが彼らプリキュアの力になるので、各セクションの方にも知恵を絞っていただいて共に頑張らないといけない……と、プレッシャーを分散させておきます(笑)。

鷲尾キャストの方々とはまだお会いしていないのですが、ダンスが上手な方ばかりだと聞き及んでいますので楽しみです。どんなことに興味があるのかとか、得意なことであったり好きなものであったり、私がインタビューしたいぐらい。

ほさかこの舞台のオファーを受けたからには、プリキュアへの愛と覚悟は必ずあるでしょう!

―― 舞台化の情報解禁時は「男子プリキュア」がSNSでトレンド入りするほど大きな注目を集めました。

鷲尾そこは私も気を抜いていたところがありまして。プリキュアは誰からも注目されていないような状況で立ち上げた作品でしたから、皆が思っているものと違うことをやる時は、それほど注目を集めないだろうと思っていたんです。それでコソッとやっちゃおうみたいなつもりだったんですけど、コソッとできなかったですね(笑)。でもやるべきことは今までと変わらないです。「プリキュアってこういうことじゃないかな」というものをほさかさんと考えていくので、きっと実際のステージを観ていただければご納得いただけるんじゃないかなと思います。……今、ほさかさんにすごくプレッシャーをかけてしまいました。

ほさかヒシヒシと感じます(笑)。でもこうしてお話ができて良かったです。繊細な作業にはなると思いますが、身構えたままでは結局何もできないで終わってしまう気がするので。スクラップ・アンド・ビルドじゃないけれども、あまり恐れずに「これはどうでしょう! 違うか、じゃあコレ!」と、どんどん出していければと思います。「繊細にやっている場合じゃない、まずはやろう!」という意気込みです。

鷲尾もちろん、お任せしています! 私自身が散々色々なものを壊しておいて、今さら人に「壊すな!」と文句を言うわけないですから(笑)。

―― 鷲尾さんがスーパーバイザーとして監修を務められ、キャラクター&ストーリーはオリジナルで展開されます。

鷲尾アニメシリーズのキャラクターたちを舞台で女性に演じてもらうことを想像した時、ステップを上がった感じがしなかったんですね。それでは既存のものと変わり映えしないような感覚があって。なので「男子プリキュア」をやるのであれば、がっつりこのステージのためのものである、と言い切った方が絶対に面白くなるし、現場の皆さんもやりやすいだろうと考えました。川村敏江さんが新たにキャラクターを描き起こしてくださったのですが、そのデザインとキャストの方々の完成ビジュアルを見て驚きましたね。再現度や華麗さなど、本当に感心しました。

ほさか僕もとても素敵だなと思いました。変身後はどんな格好になるのか気になっていたのですが、絵も彼らも一目で「プリキュアだ!」と分かる。とても秀逸なデザインだなと感じました。

―― ビジュアルから既に“プリキュアらしさ”が迸っているように思います。おふたりが感じるプリキュアの魅力、プリキュアらしさはどんな部分にあると思いますか?

鷲尾これは自己矛盾を抱えてしまうので大変難しい。番組開始当初は「男らしく」「女の子らしく」を否定したところから始まっているので、“らしく”という言葉は非常に使いづらいんです。ですが、あえてその言葉を当てはめるものがあるとすれば、常に何かに抗い続けていた結果だろうと思います。“らしくある”ことに対して、常に違う形で答えを出していく。それが20年、20作品連なると、「プリキュアってそういうことだよね」と見てもらえるのかなと思っていて。一つひとつは“らしさ”との戦いだったのではないかと思いますが、常に疑問を持ち、抗い続けることによってシリーズとしてひとつの作品に見えているのではないかなと。今回の舞台も、その流れの一環としては全く自然なものだと私は感じています。

ほさか僕にはプリキュアに携わっている歴史がないので個人的な感覚になりますが、プリキュアの魅力は「かわいい!」に尽きます。もちろん人によって色々なニュアンスでその魅力を表現されていると思いますが、カッコイイとかキレイとか、ちょっと大人びた表現とはまた違った「かわいい」という言葉が、自分の感性としてはしっくりくる“プリキュアらしさ”かなと。そして言葉にするのは難しいのですが、「これもありだし、あれもありだよね」という優しい哲学のような揺るぎない信念をシリーズからは感じます。それが鷲尾さんがお話をされた、“らしくある”に何かを狭めていかないことなのかなと思いますね。台本を執筆するにあたりプリキュアシリーズを見まくっているのですが、どれも面白いんですよ。最初こそ「子供向けで作られているものでしょ」なんて穿った見方で見始めるものの、気が付けば夢中になっている。子どもが喜ぶシーンもあれば、大人にも響く瞬間がある。その懐の深さを舞台でも目指したいなと思っています。

―― 今後の展望を含めて、お客様にメッセージをお願いします。

鷲尾この企画は私のような素人が舞台をやりたいと言い出し、男性キャストでやってみようと皆さんに問い掛けて、やることになった大変無謀な試みです。しかし皆さんのご尽力のおかげで絶対に素晴らしいものになると思っています。願わくはこれがきちんと皆さんのこれに届いて、1つのシリーズとして立ち上がるぐらいになればと……あまり今の段階で欲をかいてはいけないのですが(笑)。私としてはそれも願いながら、お客様にはステージを楽しみにしていただければと思います。

ほさか今まで皆さんがご覧になっていたプリキュアとはきっと違うプリキュアだけれども、これもちゃんとプリキュアだと思っていただけるステージにします! ご期待ください!


文/片桐ユウ

MOVIE

  • 公演ダイジェスト

  • 【MV】
    【振付レクチャー】Do the Dancing☆Starプリキュア (みんなでDANCE! Ver.)/ぼくプリ

  • 【MV】
    Do the Dancing☆Starプリキュア (みんなでDANCE! Ver.)

  • 【公演CM】
    『Dancing☆Starプリキュア』The Stage