SUGAR教授の幕末コラム
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と語ったのは、ドイツの初代宰相のビスマルク。

彼がプロイセン王国~ドイツ帝国の宰相であったのは、
江戸末期から明治にかけて、日本の激動の時代、まさに「幕末」である。
明治6年(1873年)、ドイツを訪問中だった岩倉使節団を夕食に招き、
自国の歴史と世界情勢に対する持論を語り、大久保利通や伊藤博文に、
つまりは御一新された日本国家の方向性に、極めて大きな影響を与えた。
大久保は盟友西郷隆盛へ宛てた手紙の中で、彼を大先生とまで呼んでいる。
…私に言わせれば、実に間の抜けた話です。
戊辰戦争が終結して既に4年、
他国の宰相に大きな影響を受けて国作りに取り掛かったのである。
新国家のビジョンも曖昧なままに、
あれほど大きな内戦を起こしたとでも言うのか。
どれだけの血が流れたと思っているのだ。
そもそも新政府軍の旗印とは、攘夷ではなかったのか。
はばかりも無く度を超えた西洋かぶれに成り下がり、
挙句、汚職まみれの政府が出来上がるとは、一体どういう了見か。
当時の世界情勢を鑑みれば、
海外技術の輸入による富国強兵路線は真っ当な方針ではあろうが、
日本独自の文化や美徳を古臭い考えと断ずるのは、どうにも合点がいかない。
まぁ、現代においても、計画性と責任感がない輩は多いものです。
…と、失礼。。。
名乗りもせずに語るなど、武士道に反していますね。
マーケティング担当の”SUGAR”と申します。
私は今、このブログをアシスタントプロデューサーの
ジェントルKOICHIからの依頼を受けて書いています。
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★ジェントルKOICHI
チッス!SUGARさん確か歴史好きでしたよネ??
ブログでいい感じに歴史コラムやってくださいヨ!シクヨロッス☆
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計画性も責任感も無い企画だと断じた上で、
「お・こ・と・わ・り」と断言したはずですが、
返す刀でスケジュールが送られてきました。
ご丁寧に”SUGAR教授”などという、
ハンドルネームまで添えられています。
そして気になるのが言葉遣い…なんなのでしょうかあの軽薄な口調は…。
他国語でしか会話しないなどと言う、現代風西洋かぶれでもあるまいし…
実に乱れていますね。
もっとアラフォーを敬って欲しいものです。
まあ、コラムに関しては…
考え様によっては、歴史のれの字も知らない様なスタッフが
書いた文章を目にするよりはいいかも知れないですね。
私の歴史認識など、趣味の範疇を超えるものではないですが、
長い物差しで見た場合の時代背景や世相を無視し、
歴史を点でしか教えてくれない教科書より、少しはマシだと思っています。
いつまで続くか分かりませんし、書くことになった以上は
責務を全うする所存ではありますが…。
ジェントルKOICHIにはくれぐれも優しさなどとは
勘違いしないで欲しいですね。
さて、どこから手を付けましょうか…。
今年もそろそろ佳境を迎えているであろう
大河ドラマあたりから切り込むとしましょうか。
私にとっては、やや大衆的歴史物語の域を脱しない代物ですが、
土方歳三や桂小五郎も登場しますし、
歴史に興味を持つきっかけとしてはいい塩梅なのでしょう。

<『幕末Rock』の桂小五郎>
…あらためて思います。
偉大な賢人の言葉に学ぶことは多いと。
賢者は歴史から学ばねばならないのだ。
個人の経験値だけでは不足なのだと。
私流の解釈は、
「人の振り見て我が振り直せ」ということです。
ナレッジというやつですね。
明日から、私もスタッフの指導法を改めましょう…。

次稿、会津藩を好き勝手に語りたいと思います。
拙筆、なにとぞご容赦ください。
ご覧いただきありがとうございました。