本稽古・２
7月に入り、広い場所に移動して、連日ハードな稽古が続きます。
この日稽古場では、ＷリョーマとＷ跡部が熱心に練習をしていました。
演出の上島先生からアドバイスを受けて、ラケットで見栄を切る仕草を練習中なのは跡部役の井上くん。もう一人の跡部役・久保田くんも、まるで自分のことのように真剣に井上くんのフォームを観察しています。
一方、その間Ｗリョーマはテニスのフォームを復習中。
4代目リョーマ役の阪本くんが、「こうやって腕を使うとラリーの時に格好良く見えるよ」と高橋龍輝くんにアドバイスをしていました。
このあといよいよS1試合のシーン作りが始まり、退館時刻ギリギリまで稽古は続きました。
今回はダブルキャストで大人数なため、稽古場は常時2室使用しています。
S1の稽古中、階上の部屋では自主練習をしているキャストたちの姿がありました。
仲良くストレッチをしているのは5代目青学（せいがく）ゴールデン・ペアの大石役・辻本くんと菊丸役・高崎くん。
同5代目乾役・新井くんと海堂役・林くんは、対戦相手と一緒に試合シーンを何度も練習しています。
写真のように椅子をネットのポールに見立てて、空間を測りながら感覚を掴んでいきます。
その後部屋に入ってきたのは氷帝・Ｗ日吉役の河合くんと細貝くん。
先輩の河合くんが、古武士のような日吉の立ち居振る舞いを細貝くんに伝授していました。
ひとり黙々とトレーニングしているのは、氷帝・宍戸役の鎌苅くんと樺地役の鷲見くん。
鷲見くんが見ているのは、先日撮影した稽古の模様です。映像で自分たちの演技を客観的に見ることもとても大切です。
練習が終わり、足のケアをしているのは、もう一人の樺地役・川田くん。
激しい運動量なため、足の裏もきちんとマッサージして明日に備えます。
着替え終わって靴を履き替えているのは鳳役の李くん。カメラが近づいてきたのを察知してすぐに笑顔でピースサインをくれました。
最後に、右側の写真は海堂役の平田くん。
帰る間際、後片付けが残っているスタッフに向かって敬礼をしている一瞬のショットです。
こうして今日も長い1日が終わりました。
