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ビジュアルコンセプトは「紙の上に描かれた絵」

はじめまして、今回のブログ記事を書かせていただきます、
ヴァニラウェアの前納と申します。
『グランナイツヒストリー』ではアートディレクションを担当しております。

はしもとさんや出口さんに倣い、僕も本作の企画立案の頃のお話を
させていただきます。

本作の開発スタッフは若手が多く、僕も初めてのアートディレクション作品となります。
そのため息巻きすぎたのか、ビジュアルの方向性については、
当時なかなか決めあぐねたりもしました。

せっかく自分達に任せてもらえるならと、
既存のヴァニラウェアタイトルとの差別化と
過去にあった西洋風ファンタジーRPGの偉大な先人たちのエッセンスを受け継ぐことを念頭にいろいろ試行錯誤した結果、
今や古典的な表現である、「紙の上に描かれた絵」をコンセプトに
線と柔らかな色彩で描く方向性に定まりました。

黄ばんだ地図を広げて、その上で駒を動かしたり、
イベントが起きれば、背景画が挿し込まれ、
線画から描き出されるキャラクターは紙の上で
手描きアニメのように息づきます。

臨場感を感じさせるより、想像力をかきたてるような
どこか懐かしいかつてのRPGの雰囲気を現代に再現したような画面に
なったのではと手ごたえを感じております。

ビジュアルで懐かしさを感じさせつつも
キャラクターのエディットやネットワークを活用した大局的な戦争ゲームなど
弊社開発にとっては多くの挑戦がありました。
その結果、『グランナイツヒストリー』は今までのヴァニラウェア作品とは
一味違ったなかなか面白いものに仕上がってきております。

まだ発売までしばらく時間がありますが、
どうか楽しみにお待ちいただけますよう宜しくお願いいたします。



・おまけ
ナイト戦乙女タイプの初期案カットをひとつ、お恥ずかしいので小さくお見せいたします。
先着購入特典のヴィジュアルブックではこういったラフな絵もお見せできればと思います。

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アートディレクター 前納浩一

企画コンセプトは「挑戦」

初めまして、ヴァニラウェアの出口です。
本作ではディレクターを務めています。

第二回目のブログ更新という事で、
今回は本作の企画における思いを書き連ねようと思い
筆をとらせて頂きました。

前回はしもとさんが、どういった経緯で
『グランナイツヒストリー』の企画が
立ち上がったかを書かれていましたが
今回はその裏側について紹介してみます。

早速ですが、『グランナイツヒストリー』の企画コンセプトは挑戦です。
新たな事に挑む思いをエネルギーに、
今回のゲームは制作されています。

既出の情報で、その一端として現れているのが
ネットワーク要素に対する挑戦です。

PSPが発売されて数年余り、数多くのゲームが発売されてきました。
ネットワークゲームが数ある中で、私はサーバーとの通信を必要とする
遊びに関してもっと何か違ったことは出来ないか、と考えて来ました。
PSPの通信機能を使い、何か新しい事がしたい。
そんな中で、この企画は生まれました。

企画を実現させるため力を貸して下さった
はしもとさんやSCE様、開発メンバーを含めた関係者の方々には
本当に感謝の言葉が尽きません。

通信を使った遊びの全貌は順次公開していきますので、
どうかご期待頂けると幸いです。

それでは、皆さんとネットワークの戦場で
会える日を楽しみにしています。

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↑『グランナイツヒストリー』企画書の一部

決戦は9月1日!

こんにちは、プロデューサーのはしもとです。

本日より『グランナイツヒストリー』のブログを更新していきたいと思います。
定期的にスタッフの声なども伝えていきたいと思いますので宜しく御願いします。

さて、『グランナイツヒストリー』について、
『朧村正』という別タイトルを終え、しばらくして
ヴァニラウェアの出口さんよりPSPでこういった物がしたいと話を聞きました。
始めはジャンルも少し違うゲームではありましたが、何回か提案をして
貰い、社内でも改めて揉んで貰い、今の形になりました。
ターンバトルというのはバランスや遊んで貰う部分じっくり作らないと
楽しくならないのですが、現場がチャレンジしたい事を応援したいので、
多少の注文はしたものの、この企画でGOしました。
キャラクターデザインの前納さんもホントいい絵描いてくれてますので、
どんどんステキな仕上がりとなってきてます。

遊び方としては、勿論オフラインプレイが充分楽しめる上で、
オンラインでも面白い事をしたいという事で、SCEさんにも何度も説明をし、
通信での戦いはかなり楽しい物になりました。
実はサーバー上で時間が流れていて、その時間の中で戦うという
試みをしていますので、皆で共有する楽しさを体感出来ると思います。

はやくお見せしたい所ですが、先ほどもお話した通り、
じっくり作っておりますので、もう少しお時間を下さい。

少しでもお見せしたいという事で、
ゲームの実機より「キャラクターセレクトシーン」を撮ってみました。
ユニットを切り替えるとパーツまで変わるこの楽しさ!
1人で孤独に戦うか、女の子ばっかりの仲間をいっぱい作って
夢のパーティで進めるか、貴方だけのドラマを自由なパーティで楽しんでみて下さい。

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<キャラクターセレクトシーンムービーはこちら>
※このムービーはサウンドをOFFにして撮影しています。


                          プロデューサー はしもとよしふみ

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