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第五現場:3Dモデルスタッフが語る「キャラクター」の制作現場

3Dモデルチームの加藤です

今回はキャラモデルについてのお話をさせていただこうと思います。

『アークライズ ファンタジア』のキャラモデルを作るにあたって一番気をつけた点は「バランス」です。「バランス」とひとことで言っても単純に見た目のバランス以外にもいろいろな要素とのバランスを調整する必要がありました。2Dのデザイン画からゲーム3Dモデルへ変換する際に生じるジレンマの収拾、コンセプトとビジュアルのすり合わせ、背景とのマッチング、仕様とのバランス、などです。

今回、いちばん難しかったのはコンセプトとビジュアルのすり合わせでした。重要キャラクターに関しては最初、デザイン画になるべく近い状態でひと通り作成して、そこから様々な人間の意見を反映していき、さらに「ゲームのキャラ」としてのクオリティを磨くという流れでした。その中でいろいろな葛藤が発生して、最終的にすごく時間がかかってしまったキャラもいました……

ちなみに調整に時間がかかったキャラクター上位は

1位:ラルク(ぶっちぎりで一位)
2位:アルス
3位:サージュ

といった感じです。
男性キャラばかりなのは、担当者が男ばかりで女性に愛される男性像みたいなものが分かっていなかったのだと思います。

他にもさまざまな壁を乗り越えて、多くの人間の想いを受けて完成した『アークライズ ファンタジア』のキャラクター達、そんなキャラクター達と是非、一緒に旅をして楽しんでいただければ幸いです。
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加藤さんありがとうございました。
制作中はこちらの不手際で色々とご面倒をお掛けしましたが、
加藤さんの仕切りで順調に作業が進み、とても助かりました(金丸)。